皆様は電車内で、明らかに「ヅラ」をかぶっている人に遭遇なさったことがあるでしょうか。
世の中には男女問わず、「薄毛」に悩んでいる人は多いです。
中には病気で頭髪が抜けたりして、いわゆる「ウィッグ」をかぶっている方々もいらっしゃいます。
それを否定・中傷するつもりは全くありません。
ただ、そうした方々のウィッグは非常に自然に近く、言われなければ気付かないほどです。
そうではなく、単に頭がハゲている男性で、明らかに
「かぶってます感」
表に出ている人が時々います。
電車内で近くにそういう人がいると、何とも言えず気まずい気持ちになってしまいます。
『かぶっている』おじさんの大多数が、平然としている!
中にはオドオドした雰囲気の人もいて、そういう時はこちらも気の毒な気持ちを抱きます。
しかし、かなりの割合の人が
「別に何もオカシイ所ないですけど・・・?」
という態度で平然としています。
50~60歳代くらいの、会社ではかなりの役職に就いていそうなおじさんが、圧倒的多数です。
職場では誰も何も言わない(言えない)ので、バレてないと思い込んでいるのでしょう。
そういう人を見るたび、
「日本のかつらメーカーの技術は素晴らしいんだから、もっといいのを買え!周囲の人間に気を使わせるな!」
と言いたくなります。
しかし、世の中にはそれだけではなく、別の要素で周囲の人を複雑な気分にさせる人間がいます。
嫁が電車通勤をしていたある日・・・。
私の嫁は、在宅ワーカーになる前、しばらく電車通勤をしていました。
多くの勤め人は、出勤時は大体同じような時刻の電車に乗り、同じ車両の同じドアから乗降します。
そして帰りも、残業などがなければ、同じ時間の電車で家路に着きます。
嫁も、行き帰りとも大体同じような時刻の電車を利用していました。
ある日の仕事帰り、嫁はいつもの時刻に駅に到着した電車に乗り込みました。
座席には座れず、吊り革につかまって立っていました。
何気なく、目の前のロングシートの斜め側を見ると、一人の男性が座っていました。
スーツ姿の男性に感じた違和感とは・・・?
歳の頃は50歳代くらい。
スーツ姿で、一見普通のサラリーマンです。
しかし、嫁は何か違和感を覚えました。
そして、すぐに違和感の正体に気付きました。
その男性が
「かぶっている人」
で、ヅラの品質が低過ぎてほとんど意味をなさないことを・・・。
思い切り拡げた両脚の真ん中が・・・。
それだけではありません。
男性の座り方は行儀が悪く、両脚を思い切り拡げていました。
その股間で、本来はきちんと閉じられているべき
「ファスナーが全開」
になっていました・・・。
嫁によると、男性は居眠りしてはおらず、何食わぬ顔だったそうです。
「この人、わざとファスナーを全開にしてるんじゃ・・・?」
気味が悪くなった嫁は、その男性と目が合わないように反対の方向を向いて、降りる駅まで過ごしました・・・。
最後に・・・。
それ以降、何度か電車内でその男性と遭遇しました。
「ヅラ」はもちろんのこと、両脚を拡げて「ファスナー全開」の姿勢でした。
こうなるともはや「たまたま」ではなく、「確信犯」でしょう。
「ヅラ」+「ファスナー全開」という二段攻撃を仕掛けてくるとは、何とも手強い相手です。
もしその姿で知り合いに出会っても、誰も注意してはくれないでしょう・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
興味がございましたら、こちらもお読みください。
公共交通機関は、我々の日常生活に不可欠な存在です。特に電車は利用者が断トツに多く、毎日ご利用の方も多いでしょう。電車の車内や駅の構内は、不特定多数の人々が行き交う所です。カッコ良く言えば「見知らぬ人同士の人生[…]
皆様は「なんちゃっておじさん」をご存知でしょうか?ご存知の方については、大体の年齢層が推測できます。この「なんちゃっておじさん」は、実は正体不明の中年男性で、実在していたかどうかも不明の存在です。今で[…]
「裸の大将」という言葉を聞いてどう反応するかで、その人の大体の年齢層が把握できます。「裸の大将」とは、厳密には「裸の大将放浪記」というテレビドラマ、もしくはそのドラマの主人公を指します。 […]