こんにちは。husband(@kumafumoblog)です。
世界に冠たる自動車大国である日本でも、一定数の外国車は輸入・販売されています。
その中でも台数が一番多いのは、「ドイツ車」でしょう。
ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェと、自動車に興味のない人でも名前を知っているほどの、強いブランド力を持っています。
日本人に最も人気があるのは、やはり
「ベンツ」
「BMW」
でしょう。
近年はサイズの小さい小型車も販売されていますが、両ブランドの一般的なイメージは
「4ドアのセダン」
のはずです。
私は自動車免許は持っていますが、ベンツやBMWには無縁なので、詳しい値段は知りません。
しかし両ブランドとも、4ドアセダンを一台購入しようと思えば、8桁の金額を支払う必要があるでしょう。
ベンツと言えば、どんな色を思い浮かべる?
普通の勤め人には手が届かず、
「仕事で成功した人間が乗る車」
として金持ちのステータスシンボルとなっています。
ところで、皆様はベンツの色と言えばどんな色を思い浮かべられるでしょうか?
シルバー、白、黒、赤・・・といった色を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
街中を走っているベンツも、ほとんどはそのあたりの色でしょう。
若い頃、黄緑色のベンツを目撃した!
私は人生で一度だけ、
「黄緑色のベンツ」
を見たことがあります。
社会人になって2年目くらいの頃だったでしょうか。
毎日同じ電車に乗り、同じ駅で降りる生活が少し退屈になっていました。
そこで気分転換と運動を兼ねて、2~3つ手前の駅で降り、職場へ歩いて行くということを週1~2回やっていました。
大阪市内の若者に人気のエリアを通って、決まったコースも定めずにブラブラ歩いていました。
ある日の朝、途中下車して職場に向かって歩いていた私の視線の先が、急に明るくなりました。
よく見てみると、数十メートル先に鮮やかな「黄緑色」の自動車が駐車していました。
中には誰も乗っていません。
車種はと言うと、何とメルセデス・ベンツ!
おそらく最高級クラスの4ドアセダンです。
近付いて行くにつれ、車体の黄緑色が視覚を刺激します。
「自動車って、こんな色の塗料もあるんだ・・・。特別に塗装してもらったんだろう。」
などと感心しながら、ベンツのすぐそばまで来た時でした。
ベンツが停まっていたそばのビルが、何かおかしい・・・。
ベンツが停まっていたすぐそばのビルに、ふと違和感を覚えました。
大きいビルではなく、三階建てくらいのこじんまりした建物でした。
ただ、玄関には何の看板も表示もありませんでした。
ドアの部分も、よくあるガラス貼りではなく、内部が見えない鉄製の扉でした。
そして、扉の上には防犯用とおぼしき監視カメラが二台、思い切り目立つような感じで付いていました。
「あっ!このビルって・・・。ヤバイ!」
私は直感的に悟りました。
そのビルは、一般の企業ではない、令和の現在は
「反社会的勢力」
と呼ばれる組織の事務所の特徴を備えていました・・・。
チラッと上を見ると、本来もっと大きいはずの窓ガラスがやけに小さかったのです。
外から見られることを警戒しているかのようです。
そして、もう一つの推測も頭に浮かびました。
「じゃ、ここに駐車している黄緑色のベンツも・・・?」
私は、早足でその場を去りました・・・。
あのベンツは誰の車だったのか?
その後、そのコースを歩くことは二度とありませんでした。
あの黄緑色のベンツを見かけることも、二度とありませんでした。
あのビルも、現在はもうなくなっているかもしれません。
それにしても、あのベンツの持ち主は、組織の中でどれくらいの位置にいたのでしょうか?
事務所の前に駐車しているくらいだから、いわゆる「親分」的な人物だったのでしょうか。
世間では、
黒のベンツ = その筋の人
というイメージが強いです。
まさか黄緑色とは、想像もつかないでしょう。
私が黄緑色と聞いて連想するのは、吉本新喜劇で悪役を演じておなじみの
中條健一さん
くらいです。
中條さんの舞台でのトレードマークが、目に鮮やかな黄緑色のスーツです・・・。
最後に・・・。
それにしても思うのが、
「あんな目立つ色の車に乗ってると、敵対する組織から狙われやすくなるのでは?」
ということです。
持ち主が無事に過ごせていることを祈ります(笑)。
皆様も、街中で奇抜な色の高級外車に出会った際は、ご注意ください・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。