「kleptomania」・・・?
自動車好きの「カーマニア」、
音楽好きの「ギターマニア」など・・・。
しかし、この「kleptomania」には、決してなってはいけません。
社会にも自分にも害を及ぼすmania!
kleptomania とは、
「窃盗癖」、「盗癖」
を意味する言葉です。
kleptomaniac と、c が語尾に付くと
(形容詞)盗癖のある (名詞)盗癖者(窃盗癖のある人)
となります。
(形)の場合、
kleptomaniacal
という表記もあります。
経済的な動機(貧困、高級品など)がないのに、要するに買うお金には困っていないのに、衝動的に物・金銭を盗んでしまう行為を、反復的に繰り返してしまう病的な症状です。
ある意味、病気としか言いようがない!
医学的・心理学的には、
「精神障害」の一種
とされています。
盗みを働く際の
「誰かに見つからないか?」という緊張感(=スリル)と、
成功した際の満足感
が快感となってしまい、自発的に止めることができなくなるのです。
テレビでよく「密着!万引きGメン」のような番組が放送されます。
その中で万引きGメンに捕まる犯人の中には、貧困などのやむにやまれぬ理由で盗みを働く者もいますが、かなりの人数は財布の中に充分な現金を持っており、kleptomaniaに該当しそうです。
何回も捕まり、警察のお世話にまでなっていながら、同じことを繰り返すのは、病気としか言いようがないのかもしれません。
藤子Ⓐ先生のマンガにも登場する!
藤子不二雄Ⓐ先生の
「ブラック商会変奇郎」
という作品に、ズバリ
「万引き」というタイトルの回があります。
主人公である変奇郎の祖父が営む
骨董品屋の土地(東京都新宿区の高層ビル群の一角)
を、変奇郎の父の勤務先の重役が、会社のために手に入れようと企みます。
祖父に売却を拒否された重役は、父に嫌がらせをして圧力をかけてきます。
反撃のチャンスをうかがっていた変奇郎は、重役が窃盗癖の持ち主であることを掴みます・・・。
私の属する世代(1965年(昭和40年)~1975年(昭和50年))は、男女とも自覚の有無にかかわらず「藤子不二雄チルドレン」であるという事実は、このブログで以前主張しました。ご興味をお持ちの方は、こちらの記事もお読みください。[…]
最後に・・・。
たまにテレビや新聞で、
社会的地位の高い人間が万引きで逮捕された
というニュースが報じられます。
kleptomaniaなのでしょうが、たった一回の過ちでも、それまで積み上げてきたものが一瞬で吹き飛んでしまいます。
このmania には絶対にならないようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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