「kleptomania」ってどういう意味?試験に出ない英語手帳(第13回)

「kleptomania」・・・?

自動車好きの「カーマニア」、

音楽好きの「ギターマニア」など・・・。

しかし、この「kleptomania」には、決してなってはいけません。

 

スポンサードリンク

 

社会にも自分にも害を及ぼすmania!

kleptomania とは、

「窃盗癖」、「盗癖」

を意味する言葉です。

kleptomaniac と、c が語尾に付くと

(形容詞)盗癖のある (名詞)盗癖者(窃盗癖のある人)

となります。

(形)の場合、

kleptomaniacal

という表記もあります。

経済的な動機(貧困、高級品など)がないのに、要するに買うお金には困っていないのに、衝動的に物・金銭を盗んでしまう行為を、反復的に繰り返してしまう病的な症状です。

 

ある意味、病気としか言いようがない!

医学的・心理学的には、

「精神障害」の一種

とされています。

盗みを働く際の

「誰かに見つからないか?」という緊張感(=スリル)と、

成功した際の満足感

が快感となってしまい、自発的に止めることができなくなるのです。

テレビでよく「密着!万引きGメン」のような番組が放送されます。

その中で万引きGメンに捕まる犯人の中には、貧困などのやむにやまれぬ理由で盗みを働く者もいますが、かなりの人数は財布の中に充分な現金を持っており、kleptomaniaに該当しそうです。

何回も捕まり、警察のお世話にまでなっていながら、同じことを繰り返すのは、病気としか言いようがないのかもしれません。

 

スポンサードリンク

 

藤子Ⓐ先生のマンガにも登場する!

藤子不二雄Ⓐ先生の

「ブラック商会変奇郎」

という作品に、ズバリ

「万引き」というタイトルの回があります。

主人公である変奇郎の祖父が営む

骨董品屋の土地(東京都新宿区の高層ビル群の一角)

を、変奇郎の父の勤務先の重役が、会社のために手に入れようと企みます。

祖父に売却を拒否された重役は、父に嫌がらせをして圧力をかけてきます。

反撃のチャンスをうかがっていた変奇郎は、重役が窃盗癖の持ち主であることを掴みます・・・。

 

関連記事

私の属する世代(1965年(昭和40年)~1975年(昭和50年))は、男女とも自覚の有無にかかわらず「藤子不二雄チルドレン」であるという事実は、このブログで以前主張しました。ご興味をお持ちの方は、こちらの記事もお読みください。[…]

札束を持って笑う女性

 

最後に・・・。

たまにテレビや新聞で、

社会的地位の高い人間が万引きで逮捕された

というニュースが報じられます。

kleptomaniaなのでしょうが、たった一回の過ちでも、それまで積み上げてきたものが一瞬で吹き飛んでしまいます。

このmania には絶対にならないようにしましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ご興味がございましたら、こちらもお読みください。

関連記事

「plagiarism」・・・。どういう意味?何とかイズム・・・「おしゃれイズム」なら、毎週日曜日の夜に観てるけど・・・。あるいは、プロレスファンにおなじみの「猪木イズム」?残念ながら、どちら[…]

肉を食べる女の子