「hot seat」・・・?「熱い椅子」・・・。分かった!ウォシュレットだ!
残念・・・。ウォシュレットに代表される「温水洗浄便座」は、特許庁では
「hot water washing closet seat」や
「hot water-type washing toilet seat」
と表現されるそうです。
今や日本の大半のオフィスビル・家庭に普及しており、ありがたい限りです。
しかし、「hot seat」は我々にとってそう快適なものではありません。
研究社 新英和中辞典によると、俗語として
①(死刑用)電気椅子 と訳されます。
同意語は単純にelectric chair となります。
この椅子には一生座りたくないですし、座るようなことは絶対にしてはいけません。
もう一つは、② 重い責任のある立場 となります。
「全責任を負う立場にある」とも訳せます。
「be in the hot seat」となると、「苦しい(難しい)立場にある」という意味になります。
「put someone(人) in the hot seat」だと、「~(人)を窮地に立たせる」となります。
例えば「That scandal put the minister in the hot seat.」という文だと、
「そのスキャンダル(醜聞)で、大臣は厄介な立場に立たされた。」のように訳せます。
in ではなく on が付くと、「be on the hot seat」 となり、これも「苦境に立つ」という同様の意味を持ちます。
「put someone(人)on the hot seat 」も上記と同じく「~(人)を窮地に追いやる」と訳せます。
② の意味の「hot seat」にも、できれば座りたくないものです。
しかし世の中(特に日本)では、上の地位にいる人間(いわゆる「偉い人」)の不祥事・不始末の責任を、下の地位(特に中間管理職あたり)が負わされることがよくあります。
皆様もくれぐれもご注意ください・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。