「opposite lock」・・・。
カタカナでそのまま表現すれば
「オポジットロック」。
「opposite」はちょっと英語に詳しい人なら、
「反対の、反対側の」
と分かるでしょう。
「lock」は「鍵、錠前」で、これはほとんどの人が知っているはずです。
しかし、組み合わせて「opposite lock」となると・・・。
「反対側の鍵」?
残念!
ラリーなどで使われる運転テクニック!
実は、自動車用語で
「カウンターステア」
を意味します。
車がカーブを曲がる際、あまりに高速でカーブに入り、曲がろうとすると、車のリア(=後部)が進行方向の反対側(右カーブなら左側、左カーブなら右側)に振れ過ぎてしまい(=膨らみ過ぎてしまい)、カーブを曲がり切れずにスピン、コースアウトしてしまいます。
そこで、
カーブを曲がる方向と逆の方向(右カーブなら左、左カーブなら右)に軽くステアリング(=ハンドル)を切り、車の体勢を立て直しながら、スピードを落とさずにカーブを曲がり切る
運転テクニックです。
ラリーのレースなどでよく見られます。
和製英語が一般化してしまった・・・。

「カウンターステア」は実は和製英語です。
「opposite lock」は、
「opposite lock steering」
とも言われます。
日本では、
「逆ハン(=ハンドル)を切る」、
「カウンターを当てる」
などと言われることもあります。
最後に・・・。
しかし、これはあくまでもプロのレーシングドライバーが用いる、高等テクニックです。
我々一般人は、ゆっくりカーブに入ってカーブを出る時にスピードを上げるという、定番の
「スローイン・ファストアウト」
を常に心掛けて自動車を運転しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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