「plagiarism」・・・。
どういう意味?
何とかイズム・・・
「おしゃれイズム」なら、毎週日曜日の夜に観てるけど・・・。
あるいは、プロレスファンにおなじみの
「猪木イズム」?
残念ながら、どちらも不正解・・・。
このイズム(-ism)は、絶対に実践してはいけないイズムです。
一線を越えると、不穏な話になる!
研究社 新英和中辞典によると、
plagiarism[pléɪdʒərìzm(米国), ˈpleɪdʒɜ:ˌɪzʌm(英国)]は
① (不可算名詞)剽窃(ひょうせつ) ② (可算名詞)剽窃行為[物]
と和訳されます。
「剽窃」とは難解な言葉ですが、
平たく言えば「盗作」、「盗用」です。
他人が創造した文章(小説や学術論文など)、絵画、マンガ、イラスト、映像作品や音楽などを、自分のものとして(もちろん著作権者に無断で)発表することであり、
もっと簡単に言えば「パクリ」です。
引用やパロディーで使用される場合は、原著作者や作品名が表示され、著作権者の許可を得ているのが普通です。
しかし、両方ともなされないまま世の中に公表されると、
「剽窃」、「盗作」、「パクリ」
という不穏な話になってきます。
巧妙な加工、マイナー作品狙いなど手口は様々!
全く悪びれずに原著作品をほぼ「完コピ」した事例もあれば、かなり巧妙に手を加えて発覚を免れようとした事例もあります。
また、有名な作品を避けてどちらかと言えばマイナーな作品をパクる事例が多いです。
政治家や学者が
自分で「書いたはず」
の文章が、過去に他人が書いた文章と酷似しており、マスコミを賑わせることが時折あります。
音楽界でも、盗作の例は多い!
また、音楽の分野でも一部(場合によってはほぼ全部)の歌詞やメロディーが他人の曲(日本では洋楽からが多い)の盗作だと指摘される事例が、結構多く見受けられます。
過去の大ヒット曲の中にも、「元ネタ」の曲が知れ渡っているものがあります。
「これって、カバー曲なの?」
と言いたくなるほど似ているものもあります・・・。
ちなみに、動詞形「剽窃する」は plagiarize、「剽窃する人」は plagiarizer となります。
大学の論文やレポートにも横行している・・・。
インターネットの発達により、昨今では大学でも論文やレポートの内容が
copy and paste 、いわゆる「コピペ」
によるパクリである事例が多いそうです。
大学や教員の側でも「盗用検知ソフト」を使ってチェックしているのは有名な話ですが、いたちごっこは今も続いています。
最後に・・・。
安直に plagiarism に手を染めると、自分の将来やキャリアを台なしにしかねません。
どれだけ時間がなく締切に追われようとも、自分独自のオリジナルな内容で勝負することが必須です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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