2022年(令和4年)も、あっと言う間に3月を迎えました。
大学受験生にとっては、残るは国公立大学の後期試験くらいでしょう。
今年涙を飲んだ方々の中には、来年に向けて再始動なさる方も多いはずです。
そして、現在高校2年生の方々も、一月後の4月には3年生。
「受験生」
としての一年が始まります。
『英語』は文系・理系とも必須の重要科目!
文系・理系のどちらへ進もうにも、避けて通ることのできない科目、それが
「英語」
です。
どこの大学・学部でも、英語の占めるウェイトは高いです。
理系で数学や理科の得意な人でも、英語でしくじって不合格となる受験生は、意外と多いものです。
社会人にも、最近は英語が必要・・・。
また、学校を出てからも、英語とオサラバできるとは限りません。
仕事の関係で、英語が必要という企業は、かなり多くなっています。
英検やTOEICなどの検定試験を受けさせられる、という話もよく聞きます。
仕事絡みだと、やらずに済ますという訳にもいきません。
『長文読解』が、ほとんどの人の頭痛の種!
高校生・浪人生、社会人に共通の大きな悩みは、
「英語の長文読解が、苦手なんだよな〜。」
というものでしょう。
大学入試や英検・TOEICなどでは、長文読解がつきものです。
かなり難しい長文を2題、3題と出して来る大学もあり、ほとんど暗号解読の気分で解答している人が多いのでは・・・。
この本をお勧めしたい!
そうした皆様に、自信を持ってお勧めしたい本があります。
㈱語学春秋社から発行されている
「高校英語 総合英文読解ゼミ」(以下、「総合英文読解ゼミ」)
です。
著者の山口俊治先生は、
「英文法講義の実況中継」(㈱語学春秋社 刊)
などで有名な、受験英語界の重鎮の一人です。
先生の代表作の一つである
「全解英語構文」
の、2色刷り軽装版として発売されたのが、「総合英文読解ゼミ」です。
それからさらに20年超の間、発行され続けているのが凄いことです。
英語構文の形式を、詳細に解説!
この本の最大の特長は、大学入試に必要な英語構文の形式が、全て網羅されていることです。
しかも各文形パターンにつき、例文や詳細な解説が、これでもかというくらい載っています。
およそ600ページという、非常に厚い本です。
そして、情報量が途轍もなく多いです。
英語が苦手な方には、最初は大変とっつきにくいかもしれません。
苦手な人でも挫折しない、丁寧な説明!
ところが、読み始めてしばらくすると、段々慣れてきます。
説明がとにかく丁寧です。
なので、じっくり読んで行くと、頭の中にジワジワと染み込んで行く感じで、内容が徐々に理解できて来ます。
一見すると、中〜上級者向けの本かと思ってしまいます。
しかし、実は英語の苦手な人でも挫折しないよう、細心の注意が払われています。
もちろん、1 回通読したくらいでは、内容を完全に身につけることなど無理です。
最低でも3回くらいは、繰り返して読んでください。
繰り返すごとに、理解できる範囲が増えていくので、読むスピードも速くなっていきます。
そうなると、身についた分野はやや速めに読み、よく分からない分野はじっくり読み込むという、メリハリも付けられます。
辞典代わりに使うのもアリ!
「でも、現段階ではちょっと無理かも・・・。」
という方には、辞典代わりに使うことをお勧めします。
英文を読んでいて、分からない文構造があれば、本書で調べてください。
ほぼ100%分かるはずです。
社会人の学習にも、必ず役立つ!
「社会人の英検やTOEICなどにも、その本は役に立つのか?」
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
「必ず役に立ちます!」
と、自信を持って言えます。
私はこの本を、
通訳ガイド試験(通訳案内士試験)
対策として読みました。
通訳ガイド試験の案内本で紹介されていたので、使ってみることにしました。
4回通読し、その後も折りに触れて辞典代わりに読みました。
載っていた文形が、過去問にそのまま・・・!
どの年の問題かは忘れてしまいましたが、過去問を解いていた時にできなかった問題が、本書の第143型
‘‘ As ・・・,so 〜.’’ (・・・であるように、そのように〜。)
のパターンそのものでした。
英検やTOEICなどにも、結構長くて難解な文章は出て来ます。
しかし、この本の内容を押さえておけば、心配無用です。
私はこの本を、今でも捨てずに持っています。
最後に・・・。
受験生や社会人だけでなく、今年高校に入学なさる方々にも、本書をお勧めしたいです。
書店やネット通販で、普通に購入できます。
早いうちに英語を得意科目にできれば、大学入試の受験戦略を有利に進められます。
本書を多くの方々にご活用いただき、目標を達成していただきたいと願うばかりです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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