大学入試の現代文で「評論文」がメチャクチャ難しい!

あと10日ちょっとで2020年、令和2年も終わろうとしています。

今年はコロナに明けコロナに暮れる一年でした。

社会人のみならず学生の方々もオンライン授業、夏休み短縮、時間割の変更などに振り回され、落ち着いて学校生活を楽しめなかったことでしょう。

特に高校受験・大学受験を控えた受験生の方々には、災難と言うしかない一年だったはずです。

年が明ければあっという間に共通テスト、私大入試、国公立二次と試験が迫って来ます。

体調に留意して頑張ってくださいと、月並みな励まししかできません・・・。

 

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大学入試の現代文、特に評論文があまりにも難解・・・。

大学入試では、共通テストや私大・国公立の文系、一部の国公立で国語が必須となっています。

今年までのセンター試験は、翌日の新聞に問題や解答例が載っており、受験に関係ない(かつて受験生だった)方々も

「国語なら、まだ何とか解けるかも・・・。」

と、現代文の問題に挑戦することは多いと思います。

ところが、これがかなり難しいのです。

特に「評論文」については、一応日本語として読むことはできても、内容がさっぱり分からず頭の中に「?」マークが多数発生してしまいます。

「同じ日本人が日本語で書いてるのに・・・。」

と、自分の知的レベルの低さを改めて認識させられます。

 

大学合格から約30年、再び評論文に関わることに・・・。

現代の受験生は、現代文の問題、特に評論文についてどこまで理解できているのでしょうか?

また、どのような対策をしているのでしょうか?

私は50歳になったばかりで、約30年前に大学入試を何とか乗り切り、現代文とはオサラバしたはずでした。

しかし、30年の時を経て再び現代文、しかも評論文に関わることになりました・・・。

 

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親戚の高校二年生の悩みを聞いたが、的確なアドバイスができず・・・。

嫁の親戚の息子さんに、現在高校二年生の子がいます。

将来は教師になりたいというしっかりした夢を持ち、勉強に励んでいます。

春頃に話をした際、現代文の中でも評論文が難しく、またどういう風に勉強したらいいか分からないという悩みを聞きました。

そもそも現代文は昔から

「本をたくさん読むと力がついて来る。」

「現代文は才能。才能がない人はあまり深入りせず、古文・漢文に力を注ぐべき。」

のような、何の解決にもならないような答え(先生や先輩から)がまかり通っていました。

理系の人はともかく、文系の人が現代文を捨てるというのは、かなりのリスクを伴います。

配点ももちろんバカにならず、何とか得点力を上げたい・・・と悩んでいる学生は多いはずです。

私はその場では適切な助言をすることができず、宿題として持ち帰ったのでした。

 

某国立大学の二次問題を読んでみたが、あっさり撃沈!

インターネットで検索してみると、その子が志望している某国立大学の入試問題がアップロードされていました。

早速国語の問題を一年分印刷し、読んでみました。

試験時間90分で問題は三題、現代文は一題です。

その年の現代文は、典型的な評論文でした。

数学者が数学やコンピューターの論理・仮説について語るといった内容です。

数学の専門用語こそ使われていませんが、非常に硬い感じの文章で語彙も高度でした。

読んですぐに問題を解いてみようと考えていたのですが、最後まで本文を読み切った時点で、私の脳はエネルギー切れを起こしてしまいました・・・。

「こんな難しい文章を読んで理解して、問題を解くのを30分弱でやらないといけないのか!」

というのが正直な感想でした。

 

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書店で現代文の参考書を物色したが、これといった本が見つからず・・・。

コロナの第二波がようやく収まってきた8月のある日、嫁と二人で某大手書店に行き、学習参考書売り場で現代文の良い参考書がないか調べてみました。

我々の頃にはなかった参考書がベストセラーになっていたり、表紙にアニメ風のイラストが描かれている本が多かったりと、時代の変化を感じました。

一方では、我々の頃にあった定番の参考書でも、まだ生き残って売れ続けているものもありました。

しかし、これといった決め手に欠ける本が多く、定番の本でも万人に適しているとは限らないので、結局その日は買わずに帰りました。

 

古文・漢文と異なり、現代文は正直「カン」に頼っていた!

国語でも古文・漢文についてなら、ある程度自信のある助言ができました。

上記の書店に行った際も、古文の良い参考書を一冊買い、プレゼントしました。

しかし現代文については、的確な助言がまだできず、こちらとしても困っています。

せいぜい

「漢字の書き取り・読み問題は取りこぼしのないように。」

くらいしか言えません。

評論文についても、様々な本で講師各人なりの「解法パターン」は紹介されていますが、当然ながら万能ではありません。

自分自身の受験時代を振り返っても、現代文で何か特別な対策をしたり、自分独自の解答プロセスを考えたことはありませんでした。

国語はどちらかと言えば得意科目だったので、現代文はある意味「カン」で解いていたというのが、正直な所です。

 

最後に・・・。

50歳を迎えて現代文、しかも評論文の勉強法に思い悩むとは、考えもしませんでした。

しかし乗りかかった船、ここまで来たら何とか有効な勉強法を考え、親戚の息子さんが現代文(評論文)を得点源にできるようにお手伝いしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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