現在、英語を勉強中という人はかなり多いはずです。
高校・大学受験はもちろんのこと、留学や就職、海外赴任など様々な目標のため、英語力を身につけたいという願いは切実です。
リスニングに苦労する人が非常に多い!
英語を学習する上で、我々日本人が一番苦手とするのが、聴く力=リスニングです。
最近でこそ、学校の授業や入試でリスニング能力は重視されていますが、昔はほんの申し訳程度に、授業でカセットテープ(笑)が流される程度でした。
市販のリスニング教材も種類が少なく、高価でした。
なので、有名大学を卒業した人でも、仕事で英語を使う段になって四苦八苦しながら、英会話教室に通う人が大多数でした。
しかし、2020年現在の日本の若い世代も、日常会話レベルは楽勝かと言えば、全く程遠いレベルにあります。
リスニング能力向上には、ディクテーションが有効!
英語のリスニング能力は一朝一夕では身につかず、ある一定量まで聴き続けることが必要です。
また、幼児でもない限り、「聴き流す」だけでは上達しません。
文法力や語彙力も一緒に向上させないと、リスニング練習の効果は出てきません。
私が大学生の頃から始めたのが、「ディクテーション」(dictation)です。
いわゆる書き取り(聴いた言葉・文章を書き取る)ですが、私の場合は口に出してはしゃべりませんでした。
ノートに、テレビやラジオの二カ国語放送、海外ラジオの短波放送を聴いて聞き取れた(と思った)単語や熟語、言い回しなどをとにかく書いていくというやり方でした。
英米のドラマやニュース番組は、タダで効果がある教材!
当時はテレビで英米のドラマをよく放送しており、副音声では英語を聴けました。
また、短波ラジオでアメリカのVOA(Voice of America)やイギリスのBBCが受信でき、15~30分くらいのニュースがリピートで流れていました。
スクリプト(話されている内容を文字にしたもの)など当然なく、とにかく一つでも多くの言葉を聞き取ってやろうと必死になっていました。
テレビドラマは録画しておき、よく聞き取れない箇所は何回も巻き戻して聴き直したりしました。
海外ラジオも、同じニュースが何回も流れるので、時間を置いて聴き直しました。
その際、辞書は基本的には使いませんでした。
自分の頭の中で「今の単語はこんなスペル(綴り)だったかな?」と考えながらノートに書き出し、後から辞書で確認しました。

最後に・・・。
この方法は何かの本などで知ったわけではなく、自分で編み出した方法でした。
しかし、これを地道に続けたおかげ(?)か、リスニング能力は確実に向上しました。
実際にTOEICを受検したのは30歳を過ぎてからでしたが、
2回受検して、スコアは935点と905点でした。
後に通訳ガイド試験にも合格しました。
この方法を信じるか信じないかは、お読みいただいている貴方次第です?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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