なぜ喫茶店などで「ミナミの帝王」が置いてある確率が高い?

2020年(令和2年)から続く新型コロナウイルス問題の影響で、全国の飲食産業が被った損失は計り知れません。

飲食店の味、伝統、格などもウイルスの前では無力です。

営業時間の短縮や酒類の提供自粛が、客足を遠ざけている最大の原因です。

それに加えて、客の側も飲食の動作以外ではマスクを着けて会話する

「マスク会食」

をしなければなりません。

それでは、楽しく飲食する気分になれません。

そうした心理的な側面が、飲食産業の苦境に拍車をかけていると思います。

 

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実はコロナ前から『黙食』が浸透していた?

ただ近年はコロナ以前から、飲食店で皆ワイワイ話しながら食事をするという光景ばかりではありませんでした。

オフィス街での昼食時に、職場の同僚たちが一緒に食べに出かけるのはよくあります。

しかし注文を済ませると、皆スマートフォンを眺めたり、店に置いてある新聞・雑誌やマンガを読んだりという場面は結構よく見かけました。

女性のグループでも、そうした例は割と多かった気がします。

昨年から言われ出した

「黙食」

は、今に始まったことではありません。

 

社会人になってから、ある傾向に気付いた!

社会人になってすぐくらいの頃から、何とはなく気になっていたのですが、年を追うごとにはっきりと感じるようになった傾向があります。

それは

「なぜ飲食店の本棚には『ミナミの帝王』が置いてある確率が高いのか?」

です。

私がたまたま、そうしたお店に行く機会が多かっただけと言われそうです。

ただ、そんなレアケースとは思えないのです。

高級フレンチや老舗寿司店では、そもそも新聞・雑誌も置いていません。

しかし、定食屋や中華料理店、うどん・そば屋、お好み焼き屋、喫茶店など(特に個人経営のお店)には、新聞や週刊誌、マンガの単行本が置いてあり、客が読めるようになっています。

その中に、結構な頻度で

「ミナミの帝王」

を見かけるのです。

 

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オシャレとは無縁の庶民的なお店は、『オッサン』仕様?

「ミナミの帝王」は、大阪ミナミのヤミ金業者

「萬田銀次郎」(まんだ ぎんじろう)

が主人公の大ヒットマンガです。

竹内力さん主演のVシネマシリーズも同じく大ヒットし、こちらの方をご存知の方も多いでしょう。

特に中華料理店やお好み焼き屋で、「ミナミの帝王」に遭遇する確率が高いのです。

理由(があるとすればですが)を推測すると、やはり喫茶店や中華・粉もんのお店はまだまだ

「オッサンたちの領域」

だという点です。

21世紀の現代、今まで

「オッサン以外立入禁止」

のような雰囲気だった場所、例えば競馬場や立ち飲み屋といった所が、次々と若者や女性に侵略され、

「インスタ映えスポット」

と化しています。

その中で生き残っている「オッサン御用達」のお店は、オッサン(私もれっきとした一員です)たち向けの作品を選んで置いてくれている、ということではないでしょうか。

 

最後に・・・。

最近はほぼ外食に行かないので、最新の状況は分かりません。

しかし、2020年(令和2年)に日本中で大ブームを巻き起こした

「鬼滅の刃」

のコミックスは、意外と置かれている確率は低いのではないでしょうか。

世代を問わずヒットした作品と言えども、やはりオッサン世代にとっては

「(竈門)炭治郎より、(萬田)銀次郎の方がエエんや!」

ということでしょうか・・・。

皆様も庶民的な飲食店で食事をなさる際は、本棚があるか、そして「ミナミの帝王」の単行本が並んでいるかどうか、観察していただきたいと思います・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

興味がございましたら、こちらもお読みください。

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