2020年(令和2年)から今なお続くコロナ禍の影響は、小売業界にとっては深刻です。
しかし先日のテレビニュースでは、通信販売(通販)の売上金額が稀に見る伸びを示していると報じられていました。
外出せずともPCやスマホ、あるいは電話で注文すれば、早ければ翌日には自宅に届きます。
ありがたい限りです。
気軽に買い物できるので、つい予定外の買い物も・・・。
ですが、その気軽さについ財布の紐が緩み、色々と予定外の物を買ってしまうことがあります。
皆様にも、一度や二度はそうした経験があるのではないでしょうか?
気が付けば、家の中にあれこれ物が溢れているなどということも・・・。
『断捨離』は、言うは易し行うは難し・・・。
2021年(令和3年)の夏も、もう終わりに近付いています。
この夏、ご自宅の
「断捨離」
に励んだという方も多かったのではないでしょうか。
やましたひでこさん
によってブームに火が付き、流行語にもなりました。
「物を収納する」
ではなく
「物を処分する」
のは、手間と時間、そして何より
「決断」
を要する作業です。
『また使うかも・・・』が断捨離の最大の敵!
「これはもう要らない!」
「二度と使わないから捨てる!」
と決断し、不要な物を捨てるのは、口で言うほど簡単ではありません。
「置いておくと、また役に立つかも。」
「この服、また着ることあるかも。」
など、捨てない理由が続々と浮かんできます。
そうこうしているうちに、半日経っても捨てる物はほとんど増えていない・・・。
「断捨離あるある」の第一位に挙がるでしょう。
私は『買取』に出会い、捨てる男になった!
実はかく言う私は、元来
「コレクター気質」
の持ち主で、どちらかと言うと
「捨てられない男」
でした。
本、雑誌、CD、VHSビデオ、DVD・・・。
一人暮らしをしていた頃も、実家の一角にそうした物を詰めた段ボール箱が、山積みになっていました。
また、住んでいたワンルームの部屋にも本・CD・DVDが増殖し、狭い部屋がより狭くなっていました。
結婚してから、嫁と一緒に
「買取」
業者さんへ、そうしたコレクションを大量に売却しました。
それ以後、断捨離に対する抵抗感がなくなりました。
「捨てる男」
へと変身(笑)したのです。
物によっては意外な高値が付いたりしたので、夫婦揃って買取に、
すなわち
「要らない物をお金にできる」
ことにハマったのも大きな要因です。
ある本に『買い直せる物は処分可能。』という言葉が!
また、ある本を読んで、その中に書いてあった言葉に影響を受けたのも、断捨離に目覚めた理由です。
「週4時間だけ働く」(ティモシー・フェリス著:青志社)
という本の中で、アメリカ人の著者は
「今住んでいる国や地域に縛られず、世界中の好きな場所に住んで、好きなように働こう。」
という趣旨の主張をしていました。
今振り返ると、現在のリモートワーク、オンライン勤務を先取りしていたと思えます。
そして、引越をする際は、持って行く荷物をなるべく減らすようにと勧めていました。
「再び買い直せる物は、必要になった時にまた手に入る。今必要ない物は、他人にあげたりガレージセールで売るなりすればいい。」
というような文章があり(正確ではありませんが・・・)、印象に強く残りました。
もちろん、物を粗末にしたり、次々と新しい物に買い換えていいという意味ではありません。
今後使う必要も機会もないのに、ただ家の片隅や物置に眠らせておくのは無意味だということです。
まさしく断捨離に通じる考え方です。
最後に・・・。
我々人間が快適に生きて行くため、色々な物を手に入れて使うことは、全く当然のことです。
しかし、一つの物を寿命まで使い続けることは、そう多くはありません。
現在必要な物は大切に使い、寿命が来たか必要がなくなった物は、キッパリ決断して手放すのが最良の判断だと思います。
反対に、それほど必要のなさそうな物はなるべく買わないようにする(これが非常に難しいのですが・・・)のが、断捨離の第一歩だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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