昔から
「三日坊主」
の代表例として挙げられるのが、
「毎日日記をつけること」
です。
毎年年末が近付くと、書店や文具店に様々な手帳が並びます。
それらに混じって、
「日記帳」
も見かけます。
手帳に日記帳の機能を加えた
「ダイアリー型手帳」
まであります。
「来年こそは、毎日日記をつけるぞ!」
と意気込んで、そうした商品を購入する人も相当数いるでしょう。
しかし、大部分の人は長続きせず、日記のページはほとんどが白いまま・・・。
アメリカ発『バレットジャーナル』とは?
ここ2〜3年ほどの間に、雑誌やインターネットを介して
「バレットジャーナル」(bullet journal)
という言葉が普及してきています。
バレットジャーナルとは、アメリカ人のキャロル・ライダーさんが考案した
「箇条書きのノート術」
を指します。
「バレット(bullet)」
は、本来「弾丸」を意味します(発音記号通りに読むと、カタカナ表記では「ブラット」または「ブリット」となりますが・・・)。
ノートに箇条書きする際に、文頭に「・」を付けることが多々あります。
この「・」を弾丸に見立てて、箇条書きリストを
「Bullet List」
と呼ぶそうです。
なんちゃって『バレットジャーナル』を始めた!
このバレットジャーナルには、いくつかのルールがあります。
また、人それぞれ独自の利用法があり、ネット上でもブログなどで公開されています。
ここでは、これ以上詳しい説明は止めておきます。
というのも、正直なところ私自身、バレットジャーナルにそれほど造詣が深いわけではないからです。
しかし、2022年(令和4年)9月中旬から、私も日記らしきものをつけ始めました。
ただ、自分の心情を吐露したり、その日の出来事を詳細に書いたりという
「普通の日記」
ではありません。
ノート1ページに1日分、特に制約もなく
思いついたこと
覚えておくべき事柄
などを、複数(大体3〜5つ)書いていくという形式です。
箇条書きの形で(一つの事柄に複数行書くこともあります)、文頭に「○」を付けて書き出します。
言わば
「なんちゃってバレットジャーナル」
のような日記、あるいは日誌のようなものです。
衝動買いした『モレスキン』の使い道に・・・。
きっかけは、一冊の
「モレスキン」
ノートでした。
2022年の8月頃、Amazonで文具類を買った際、衝動買いしたのでした。
しかし、これといった用途が思い浮かばず、放置していました。
そんなある日、以前何かのWebサイトで読んだ、バレットジャーナルの記事を思い出しました。
ネット検索してみたところ、
「細かな決まり事にこだわらなければ、シンプルな豆日記になるのでは?」
との考えに至りました。
せっかく約3,000円出して買ったモレスキンを、使わないままなのは勿体ない話です。
そこで、2022年9月17日(土)から
「バレットジャーナル風日記」
をつけ始めました。
決まり事はたった一つ、書く内容は全く自由!
決まり事はたった一つです。
ページの最初に年月日(西暦)、曜日を書くこと。
それだけです。
何について書くかは、その時点で考えます。
私の場合、多いのは
① 保有株式の値動き、気付いたこと
② イタリア語の学習状況
③ 近日中にやるべきこと、またはやりたいこと
④ 読書後(または読書中)の本の感想
です。
世の中で重大な出来事が起きた際、その感想も書いたりします。
まとまりはないがリアルな記録、ブログのネタにも!
たまに読み返してみると、まとまりのない内容だと感じます。
しかし、
その日に自分が、何に関心を持っていたか
どんな心理状態だったのか
などが、何となく思い出されます。
雑然とした中身だからこそ、
リアルな生活の記録
といった感じになります。
このブログの記事のネタになりそうだと思ったことも、書き留めるようにしています。
いくつかの記事は、この日記から生まれました。
書かない日があってもOK!緩い姿勢の方が続く!
体調が悪かったり、旅行などで外泊した日などは、無理してまでは書きません。
前日の出来事や考えで、書いておこうと思ったことは、次の日に付け足すようにしています。
「必ず毎日書かなければ!」
と思うと、プレッシャーになってしまいます。
そうなると、書くのが嫌になってきます。
また、義務感で書いたところで、意味のない中身になってしまうのです。
書けない(または書かない)日があっても大丈夫。
そうした緩い姿勢でやっている方が、かえって続けられるものです。
私も、既に7ヶ月近く続いています。
書かなかった日は、6〜7日(1ヶ月に1日ほど)です。
全192ページ中、186ページまで書きました。
最後に・・・。
世の中の多くの人は、「日記」というと何か高尚なイメージを持っているようです。
しかし私を含め大部分の人の日記は、
歴史上の偉人(大久保利通や森鷗外など)の日記
とは違い、後世の人々に読まれる歴史的価値とは無縁です。
そもそも、日記をつけなくても何の害にもなりません。
最初は
「気が向いた日だけ書く。」
でも構わないと思います。
そうやって少しずつ積み重なった記録から、何かが生まれることもあるかもしれません・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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