今年2021年(令和3年)も、新型コロナウイルスの感染拡大は当面収束に向かいそうにありません。
しかし、我々の生活は毎日続いて行きます。
毎年春には進学・就職で一人暮らしデビューする人が多いです。
ただ、人それぞれ都合により、いつ一人暮らしをすることになるかもしれません。
そうなった場合、不動産屋に行って賃貸物件を色々紹介してもらうのが常道です。
人により希望条件は様々だが、多くの人が希望するのが・・・。
部屋を借りるに際して、求める条件はこれまた人により様々です。
家賃の安さ、部屋の広さ、駅への近さ、静かな環境・・・、挙げていけばキリがありません。
その中で、割と多くの人が求めるのが
「収納スペースの広さ(または多さ)」
ではないでしょうか。
特に女性はこの点を重視しそうです。
広い収納スペースは部屋をスッキリ見せてくれるが・・・。
確かに、広い収納スペースがあると、多くの物をしまい込むことができます。
部屋の中が散らからず、整頓されたオシャレな部屋を演出できそうです。
特にワンルームならなおさらです。
一人暮らしのワンルーム賃貸物件だと、新築マンションのような機能的なクローゼットなどは難しいでしょうが、予算の範囲内でできる限り希望に沿う部屋を探したくなります。
一人暮らしの部屋は、むしろ収納スペースが狭い方がいい!
しかし、私はむしろ反対に、一人暮らしの部屋は
収納スペースの「狭い(または少ない)」物件
を探すようにお勧めします。
理由は簡単で、収納スペースが限られていれば、あまり多くの物を買うことがなくなる(できなくなる)からです。
そして、不要な物を溜め込んでしまうこともなくなります。
収納スペースに余裕があると、限界まで物を収納しがち!
片付け・断捨離関連の本によく書かれていますが、我々人間には、収納スペースの限界まで物を買ったり保管したりする習性のようなものがあるようです。
スペースに余裕があると、
「まだ洋服買っても大丈夫!」
「新しい家電を買っても、今使わない物はしまっておけばいいや!」
となり、物の数が自然と増殖していきます・・・。
また、本来処分すべき不要品も
「また使うかもしれないから、しばらく押入に入れておこう。」
などとなりやすいのです。
その結果、断捨離の踏ん切りがつかなくなり、処分のタイミングを逃してしまいます。
そして、また物の数が増えていく・・・。
若い世代は人生の転機を何度も迎える。フットワークは軽く!
賃貸物件での一人暮らしが、同じ場所で長く続くとは限りません。
若い人の場合はなおさらです。
就職、転勤、結婚など様々な理由で、人は引っ越しをします。
その際に持っていくにせよ処分するにせよ、荷物が多過ぎると引っ越しの際に苦労します。
また、「荷物が多いから引っ越しは面倒くさい。」という考えを持ってしまうと、フットワークが重くなり、新天地へ行って成功する機会を逃してしまうこともあり得ます。
最後に・・・。
昔と違い現代人の生活には、多くの不確定要素が存在します。
物をなるべく持たず、あるいは溜め込まずに生活することには、
「気持ちがスッキリする。」
という心理的なプラスがあります。
また、
「新しい環境に移動しやすい。」
という実際的なプラスもあります。
基本的に部屋探しは自分の好きなようにすればいいのですが、そうした点も考慮なさってはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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