日本が世界に類を見ない
「コンビニ大国」
であることに、異を唱える人はいないでしょう。
都会だと、自宅から半径100m以内にコンビニが三つくらいあることは、珍しくありません。
かなり田舎の町でも、大手コンビニチェーンの店舗が営業しています。
以前このブログで、コンビニの将来を疑問視する記事を書きました。
今年2020年(令和2年)のコロナ禍の影響で、飲食産業や観光産業に留まらず、ほぼ全てに近い産業が売上及び利益を大きく減少させる(させられる)こととなりました。当然小売業も例外ではなく、いわゆる「百貨店」も大きな経済的打撃を被りました[…]
しかし当面の間、店舗数自体は大きく減少しないでしょう。
『ローソン』の系列店、『ローソンストア100』がある!
コンビニ業界は皆様ご存知のように、
「セブンイレブン」
「ローソン」
「ファミリーマート」
の「BIG3」が圧倒的なシェアを誇っています。
皆様のお住まいの近所にも、三社いずれかの店舗が少なくとも一つはあるはずです。
ところで、ローソンの系列店である
「ローソンストア100」
をご利用なさっている方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。
ローソン本体の店舗ほどあちこちに展開しているわけではありませんが、都市部ではちょこちょこ見かけます。
コンビニだが、安さを売りにしている!
基本的な部分はローソンと同じで、24時間営業年中無休が原則です。
飲食料品から日用品に至るまで、様々な商品を扱っています。
最大の違いは、ブランド名に「100」と付いている通り、税抜き価格100円の商品が非常に多いことです。
一部日用品や新聞・雑誌など、税抜き100円超の商品ももちろんありますが、食品や飲料には税抜き100円の
「お買い得品」
が多数あります。
例えばインスタントラーメン・カップ麺やペットボトル清涼飲料、お菓子などは、普通のコンビニで売っている物とさして変わらないか同じ量なのに、100円+消費税で買えるので、少し驚くほどです。
「コンビニは割高。」
と敬遠する客層を取り込みたいというところでしょう。
品揃えの『マニアックさ』も見逃せない!
そして、品揃えがローソン及び他の大手と比べて、かなり
「マニアック」
な点も特徴です。
誰もが知っている定番商品も置いてはいますが、カップ麺や清涼飲料については
「こんな商品初めて見た!」
というようなマイナー商品が多数売られています。
大型サイズのカップ麺
「マルちゃん ごっつ盛り」(東洋水産)
シリーズは、「BIG3」の店舗ではなかなか見ないのですが、ローソンストア100ではかなりの確率で棚に並んでいます。
他にもマイナーメーカーの商品がかなり揃っていますが、食べてみると美味しいものが多いです。
清涼飲料も、マニアが喜ぶ品揃え!
また、清涼飲料(特にペットボトル)も、他店では見たことのない商品が冷蔵庫内に並んでいる確率が、非常に高いのです。
例えば、チェリオの商品でコンビニに置いてある物と言えば、「ライフガード」くらいです。
しかし、ローソンストア100では
「チェリオ ホワイトソーダ」
という超マイナーな商品が売られていました。
期間限定販売でしたが、何と700mlで100円+消費税という安さでした!
他にも
「不二家ネクター スパークリング」
など、結構「攻めた」品揃えです。
アルコール類や2Lペットボトルなど以外は、基本的に1本100円+消費税で買えます。
私のような「飲み物オタク」にとっては、素晴らしい品揃えかつ費用対効果です。
野菜や果物も、加工してないものが売られている!
また、さほど数・種類は多くありませんが、野菜や果物などの生鮮食品も売られています。
コンビニでは大抵、カット・加工してパック詰めしたサラダやフルーツ盛り合わせばかりです。
それなりに美味しいのですが、正直割高です。
手間を惜しまない人にとっては、未加工のまま売られているとありがたいでしょう。
仕入価格を安くするのと、新商品の実験場にするため?
ローソンストア100でマイナーな商品が多いのは、まず仕入価格(特に大量仕入の場合)を安くできるからでしょう。
個人的には、新商品の実験場的な意味合いもあるのではと考えます。
まずローソンストア100で出してみて、ヒットすればローソンの店舗でも本格的に売り出すという具合です。
最後に・・・。
私は
「マイナー飲み物」
「マイナーカップ麺」
が好きな方なので、ローソンよりもローソンストア100に行った時の方が、気分が高揚します。
普段はコンビニではほとんど買い物をしないのですが、たまに近所のローソンストア100に行くと、つい何品も買ってしまいます。
ローソンとしては結果的に、マニアックな客という
「ニッチ(=すき間)市場」
も開拓でき、一石二鳥というところでしょうか・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。