コンビニは今後どうなる?3つの理由から衰退の未来予想図が見える?

時事ネタ(夫)
時事ネタ(夫)

今年2020年(令和2年)のコロナ禍の影響で、飲食産業や観光産業に留まらず、ほぼ全てに近い産業が売上及び利益を大きく減少させる(させられる)こととなりました。

当然小売業も例外ではなく、いわゆる「百貨店」も大きな経済的打撃を被りました。

そもそも百貨店は典型的な「斜陽産業」であり、コロナ以前から売上・利益の減少に苦しみ続けています。

それに対する有効な対策も打ち出せないままです。

10月22日に発表された9月の全国百貨店売上高は、前年比-33.6%で、12ヶ月連続マイナスという悲惨な結果でした。

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コンビニ業界は、百貨店より体力がはるかに勝っている!

それに比べ、コンビニ業界はコロナショックの影響がゼロではないものの、ダメージは百貨店とは比較にならないほど小さく済みました。

食品や日用品、そして値の張らない商品を扱っているので、我々一般人も全く利用しないという流れにはなりませんでした。

また、十年一日のようなビジネスモデルの百貨店と違い、コンビニ業界では常に激しい競争が繰り広げられており、各社の営業努力は凄まじいものです。

「体力」の差がコロナのような非常時に表れたと言えるでしょう。

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コンビニ業界は、今後も発展を続けていけるか?

しかし、私のような素人の目から見ても、このままコンビニ業界が発展を持続していけるとは思えないのです。

なぜかと言うと、これから述べる三つの理由によります。

日本中でコンビニの店舗数は飽和状態!

第一に、日本中にコンビニの店舗があふれ過ぎて、もう完全に飽和状態になっているからです。

「うちの家は田舎だから・・・。」と自虐的に言う人でも、家の周囲にコンビニが一軒もないという人はほぼいないはずです。

よほどの限界集落でもない限り、大抵の地域にはコンビニ(特に大手3社)のチェーン網がもれなく張り巡らされています。

大都市の中心部では、大袈裟ではなく100m間隔でコンビニが並んでいるエリアがいくらでもあります。

私の家の近所では、横断歩道の向かい側にローソンとファミリーマートの店舗が営業しています。

そのファミリーマートの店舗から西側と南側各200m弱の場所に、同じファミリーマートの店舗が存在します。

経営学を学んだ方なら、同じメーカーで別ブランドの類似した製品が、互いに客を奪い合い共倒れしてしまう、「カニバリズム(共食い)」現象をご存知でしょう。

コンビニは、それに近い状況になっています。

違う会社の店舗同士が食い合うのはやむを得ないとしても、同じ会社の店舗、おそらくフランチャイズの店舗同士が競合して食い合う立地戦略というのは、ちゃんと住み分けができるからと言われても、すんなり納得できるものではありません。

仮に住み分けができたとしても、各店舗ごとの売上は確実に減少するはずです。

24時間営業は、今の時代に本当に適合しているのか?

第二に、「24時間営業」という営業スタイルが世の中の流れやニーズとズレ始め、思うような効果を挙げられていない点です。

確かに年中無休で早朝・深夜も開いているのは便利です。

しかし自分の生活を振り返ってみると、コンビニが24時間営業しているおかげで助かったと感じた経験は、どれくらいあるでしょうか?

夜11時頃までやっていてくれれば、個人的には全く困りません。

朝の場合でも、午前5時くらいから店を開ければ、例えば建設関係など朝が早い業種の人たちでも、全く問題なく朝食や昼食を買えるでしょう。

たまに早朝コンビニの前を通ることがありますが、客はほとんどおらず、ゼロという場合もあります。

出勤ラッシュの午前7~8時台、昼休みの午後0時~1時台、帰宅ラッシュの午後6~7時台を除けば、繁華街のコンビニでも客でごった返す光景などなかなかありません。

深夜~早朝の時間帯というのは、店舗側にとっては稼ぎの少ない、すなわち「生産性の低い」時間帯のはずです。

コンビニの定価販売は、消費者の「安さ」指向とズレている!

第三に、コロナ禍及び昨年10月以降の消費税増税により、我々消費者の「安さ」への関心・感度が一層高くなったことです。

政府や日銀はここ10年近くずっと、「脱デフレ」をアホの一つ覚えのように唱え続けてきましたが、脱デフレどころかますますデフレ傾向に進んでいます。

「一円でも安く買いたい。」という消費者心理が高まる中、「定価販売」を守り続けているコンビニで買い物をするのは、わざわざ高い方の店で買うことになります。

私は普段、コンビニでは滅多に買い物をしません。

近所にスーパーがあるので、そっちで買い物をすれば、同じ商品なら間違いなくコンビニより安いです。

今はスーパーも多くの店が午後11時~午前0時頃まで営業しているので、ちょっと買い忘れた物や切らした物があっても、その日のうちに手に入ります。

各コンビニ独自の弁当やスイーツなどを除けば、ほとんどの商品はスーパーでも買えます。

また、AmazonやASKULなどのネット通販でも、タイミング良くセールで買ったりダース単位で買えば、コンビニよりお得に買い物ができます。

家まで持ってきてもらえるのですから、言うこと無しです。

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コンビニFCオーナーたちの反乱が、問題を浮き彫りにし始めた?

昨年2019年に、業界最大手セブンイレブンのFC(フランチャイズ)加盟店のあるオーナーが、本部に反旗を翻して24時間営業を停止し、現在両者の間で裁判が継続中であることは、有名な話です。

背景にはFCオーナーたちの過酷な労働環境など、根深い問題がありますが、そうした状況を生み出している最大の原因は、ここまで挙げてきた三つの理由なのではないかと思います。

最後に・・・。

当面の間は、コンビニ業界が急激に凋落することはないでしょう。

しかし、私のような素人でも分かるくらいコンビニの弱点は明確です。

百貨店は、将来「過去のもの」として懐古される可能性が高いです。

しかし、コンビニも百貨店の後を追い、時代遅れの「斜陽産業」に転落する恐れはあると思います。

日本人の生活スタイルが今後さらに変化していく可能性が高まる中、コンビニも「冬の時代」を迎え、大昔に絶滅した恐竜のような運命を辿るかも・・・?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。