「取らぬ狸の皮算用」イタリア語では動物が異なる!

日本語の慣用句に

「取らぬ狸の皮算用」

があります。

大多数の方々はご存知でしょう。

岩波書店 広辞苑によると

「(まだ捕まえないうちから、狸の皮の売買を考えることから)不確実な事柄に期待をかけて、それをもとにした計画をあれこれ考えること。」

と説明されています。

 

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イタリア語では、『狸』が出て来ない!

同様の意味の慣用句・ことわざは、外国でも存在します。

イタリア語にも、同様の言葉があります。

しかし、出て来る動物は「狸」ではありません。

一体どんな動物が登場するのでしょうか?

 

イタリア語の『狸』は変わった表現!

小学館 和伊中辞典で「狸」を調べてみると、

「cane procione」

と載っています。

「cane」

「犬」を表します。

「procione」

「アライグマ」のことです。

英語では、「狸」は

「raccoon dog」(「raccoon」は「アライグマ」のこと)

と呼びます。

それと同じ発想なのでしょう。

しかし前述したように、イタリアのことわざでは「狸」は出て来ません。

 

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日本にもいる、別の動物が使われる!

上記の小学館 和伊中辞典で「狸」を調べると、「取らぬ狸の皮算用」の文章が載っています。

‘‘Non vendere la pelle dell’orso prima d’averlo ucciso[preso].’’
(熊を捕らえる[殺す]前に熊の皮を売るな。)

出て来る動物は、狸よりもはるかに大きい

「熊」(orso)

です。

ですが、発想は日本の「取らぬ狸の皮算用」と全く同じです。

 

英語での表現に、イタリア語とほぼ同じのものが!

ちなみに、大修館書店 ジーニアス和英辞典で「狸」を調べると、「取らぬ狸の皮算用」が二種類載っています。

一つ目は

‘‘Don’t count your chickens before they are hatched!’’
((かえる前に)雛を数えるな。)

です。

こちらの方をご存知という方が多いはずです。

二つ目は

‘‘Don’t sell the bear skin before catching the bear.’’
(熊を捕らえる前に熊の皮を売るな。)

です。

イタリア語のことわざを、そのまま英語訳したような感じです。

 

最後に・・・。

ヨーロッパやアメリカでは、日本とは違う動物(熊や鶏)が出て来るのが、興味深いところです。

しかし世の東西を問わず、取らぬ狸の皮算用をしてしまう人が多いのには、笑ってしまいます。

とは言っても、私自身も今まで数限りないほど、狸を捕まえもしないうちから皮算用をして来ました。

他人を笑える立場ではないのですが・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ご興味がございましたら、こちらもお読みください。

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