「Young Turks」若いトルコ人って誰?試験に出ない英語手帳(第11回)

英語・その他外国語(夫)

「Young Turks」?若いトルコ人?トルコの若者たち?

ベタ訳では合ってますが・・・。

元は、19世紀後半~20世紀初頭、オスマン帝国の改革(オスマン帝国憲法に基づく憲政の復活)運動を行った活動家のことです。

1908年の青年トルコ人革命により、皇帝アブデュルハミト2世の専制政治を打倒しました。

Young Turks の多くは、19世紀中頃からの近代化改革で生まれた官僚、軍人、医師などの新インテリ階級に属する青年たちでした。

1923年のトルコ共和国成立時の初代大統領、ケマル・アタテュルクも青年トルコ人活動家でした。

後に意味が転じて、組織(企業や政党など)内部で(どちらかと言うと過激な)改革を求める急進派、または反抗的な(生意気な)若手を意味することとなりました。

YとTは大文字で表記されることがあります。また、turk と単数形で用いられることもあります。

この言葉を初めて目にしたのは、ハリウッドの映画スターなどのマネジメント会を行う会社、CAA(Creative Artists Agency)の創立者の一人、マイケル・オーヴィッツ(Michael S. Ovitz)に関する本の中でした。

オーヴィッツと4人の共同経営者がCAAを運営していましたが、若手の有能なエージェントの中には、経営方針を批判して改革を主張するグループがいました。彼らは社内で Young Turks と呼ばれていたそうです。

洋の東西を問わず、改革を声高に叫ぶ Young Turks は存在します。しかし、全ての者たちが成功するとは限りません。

既得権益を持つ勢力によって潰されることもあれば、内輪揉めで内部分裂することもあります。あるいは、自分たちが権力を握った途端、保守的なスタイルに「転向」してしまうこともあります。

残念ながら、我が日本はYoung Turksが出にくい国です。出てきてもすぐに叩かれて消えていくか、メッキが剥がれて輝きを失う例が非常に多いです。

個人的には、最低限の礼儀さえわきまえていれば、生意気な若手は嫌いではないのですが・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。