「現役ヤクザ」より「破門された元ヤクザ」の方がヤバイ!

一般の人々が社会生活を送る中で、

「ヤクザ」(現在は「反社会的勢力」、「反社」と呼ばれます)

と関わりを持つ可能性は、かなり低いです。

法律による規制の強化により、ヤクザが昔のように堂々と活動することは、困難となりました。

 

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金融関係者は、ヤクザと接する可能性大!

その代わり、一般人を装って企業や店舗を経営する

「企業舎弟」

「フロント企業」

が増えました。

そうした連中と接する可能性が、最も高いと思われるのが

金融業界

の関係者です。

預金や融資の件で、顔を合わせることもあるでしょう。

もちろん、相手が反社関係者と知らない状態でのことです。

 

『反社』相手の融資は、即刻回収!

反社関係者と判明した瞬間、融資の話は立ち消えになります。

既に融資が行われた後でも、融資金は回収の方向となります。

近年は、融資の契約書類

「金銭消費貸借契約書」

「銀行取引約定書」

などに、債務者が反社関係者と判明した場合、期限の利益を喪失し、一括返済をする旨の条項が盛り込まれています。

そうなると、債権回収部門の出番です。

 

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反社相手でも、回収は手加減なし!

そういう場合は、最初から

「債務者は、現役暴力団員。」

「法人代表者は、警察によると反社周辺者とのこと。」

などの情報が手元にあります。

しかし時には、債権回収を試みているうちに、債務者や連帯保証人が反社と判明する場合もあります。

そういう時は、さすがに少しドキドキします。

ですが、手加減することは決してありません。

裁判を起こして、勝訴した後に預金差押を申立することもあります。

また、不動産担保があれば、競売申立となります。

 

現役ヤクザは、負けるケンカはしない!

いわゆる

「反社案件」

は、担当者単独の管理ではなく、部署全体での管理となります。

交渉に管理職が同席したり、顧問弁護士に折衝を委任したりします。

特に弁護士が交渉の窓口になると、大抵の相手は無茶な事はして来ません。

うかつな言動をすると、警察に即逮捕されかねないからです。

現役のヤクザ関係者は、自分に不利な事はせず、勝てないケンカもしません。

ある意味

「合理的」

であり、得にならない非効率的な行動を避けます。

 

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ヤクザでも、組をクビになることが!

一方、「現役」より怖いのが「元ヤクザ」です。

特に

「破門された元ヤクザ」

はタチが悪いです。

そもそもヤクザとは、一般社会のルールに適応できない(又はできない)人間の集まりです。

しかし、暴力団と言えども一種の組織です。

その中での最低限のルールはあります。

ところが、中には組でも手を焼く

「問題児」

がいるそうです。

ヤクザのルールすら守れず、挙げ句の果てには組から破門される、

つまりクビになる

人間がいるのです・・・。

 

『破門状』が警察に送られることも!

大きな暴力団組織が内部抗争で分裂することは、過去に何度もありました。

そうした際に元の組が、脱退して新しい組織を作った人間たちを破門し、

「破門状」

を警察に送付することがあります。

たまに、テレビや新聞などで報じられます。

要するに

「この連中は破門したので、もうウチの構成員ではありません。今後こいつらが悪事を働いても、ウチとは何の関係もありません。」

というアピールです。

個人でも、素行が余りにも悪くクビになった場合、同様に破門状が警察に送られます。

そうしておかないと、その元組員が犯罪を犯した場合、組の事務所などにも「ガサ入れ」(家宅捜索)が入るなどのとばっちりを食う恐れがあるからです。

 

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想定外の行動が、金融機関には怖い!

ヤクザから破門されるような人間は、先ほど書いたような

「合理性」

「効率性」

を持ち合わせていない確率が高いです。

よって、想定外の行動に出る恐れがあります。

金融機関などにとっては、それが一番怖いのです。

自分たちはともかく、他の顧客にまで被害が及んだりすると、大変な問題に発展してしまいます。

 

債務者は、『破門された元ヤクザ』だった・・・。

私が債権回収の仕事をしていた頃の話です。

同じ部署の同僚が、小さなミスをしてしまいました。

すぐに当該顧客(=債務者)に謝罪しました。

その債務者は、まさしく

「破門された元ヤクザ」

でした。

「謝罪だけじゃ、俺の社会的信用は回復しない!」

などと、訳の分からない言いがかりを付け、色々な無理難題を吹っかけて来たのです。

マスコミを呼んでの謝罪会見、謝罪広告など・・・。

有名人でも何でもなく、そもそも社会的信用などある訳がないのですが・・・。

はっきり口にこそ出しませんが、損害賠償にも含みを持たせていたそうです。

 

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警察OB、顧問弁護士も加わっての総力戦!

ここまで来ると、当然同僚だけでなく、直属の上司や本部の役職者、そして警察OBの職員も加わって、チーム戦となりました。

何回かの交渉の後、顧問弁護士が交渉役となり、最後は丸く収まりました。

もちろん、損害賠償や債務の減免は一切行っていません。

 

最後に・・・。

元ヤクザの人には、当然ですが社会復帰し、真面目に生活している人が沢山います。

全ての人を色眼鏡で見るべきではありません。

しかし、ヤクザ組織から破門される人は、正直かなり問題のありそうな人です。

もし、そういう人との間にトラブルを抱えることになったら、すぐに警察に相談してください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

もし興味をお持ちの方は、こちらもお読みください。

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