「食料自給率」英語で何と言う?試験に出ない英語手帳(第75回)

「食料自給率」

という言葉は、小学校の社会科の授業で習うはずです。

文字通り

「自国で必要な食料を、輸入ではなく自国で生産できている割合」

です。

そして授業では

「日本の食料自給率は、非常に低い。」

と教わります。

例えば小麦やトウモロコシなどは、大部分を外国からの輸入で賄っています。

ところで、この「食料自給率」、英語ではどう表現するのでしょうか?

 

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『食料』はシンプルにあの単語を使う!

「食料」は、難しく考える必要はありません。

「food」

とすれば問題ありません。

これより堅い言葉として、

「provision」prəvíʒən(米国英語)

という英単語もあります。

「食料」の意味で用いられる場合は複数扱いとなり、

「provisions

となります。

ただ、「provisions」を使うのは、遠征や長旅を行う際に持参する食料を表す時です。

 

『自給』はなかなか思いつかない!

続いて「自給」ですが、この部分をすぐに表現するのは、なかなか難しいです。

「自らに給付する」

「自らに与える」

と解釈すればいいのですが、「給付する」を表す

「provide」[prəvάɪd(米国英語)

や、「与える」を表す

「give」

を使って表現しても、全く意味が通じないでしょう。

 

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意外な単語で表現できる!

大修館書店 ジーニアス和英辞典で「自給」を調べると、最初に

「self−support」(自立、自活、自給)

と出て来ます。

しかし、今回はこれは適切ではありません。

この後に「穀物の自給率」という例文があり、

「self−sufficiency ratio for grain」

と表現されています。

この「self−sufficiency」が、「自給」の英訳としては最適でしょう。

オックスフォード現代英英辞典には、次のような例文が載っています。

「The country is totally self−sufficient in food production. 」

(その国は、食料生産については完全に自給可能である。)

「率」については、

「percent」

ではなく

「ratio」

を用います。

「food self−sufficiency ratio」

とすれば、「食料自給率」の完全な英訳となります。

ただ、「ratio」はなくても問題ないでしょう。

 

最後に・・・。

2021年(令和3年)現在も、日本の食料自給率はまだまだ低いままです。

にもかかわらず、日本では食品ロスの量、つまり食べ物を無駄にしてしまう量が恐ろしく多いのです。

ご存知の方も多いでしょう。

最近も、「東京2020」(2021年に行われました・・・)に関連し、ボランティアなど関係者の方々向けの弁当が、最大で10万食以上廃棄されていたことが発覚しました。

自国の食料の多くを輸入に頼っている国が、食料を大量に捨ててしまうというのは、どういうことでしょうか?

そういう国が

「平和の祭典」

を開催すること自体、ある意味

「ブラックジョーク」

のようです・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

ご興味がございましたら、こちらもお読みください。

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