自分は大丈夫!コロナ「ロシアンルーレット」流行中?

2021年(令和3年)5月21日(金)時点で、日本国内の新型コロナウイルス感染状況は、まだまだ収束の兆しが見えません。

5月の大型連休明けから、ようやく全国各地で高齢者へのワクチン接種が本格化し始めました。

しかし、首相の

「何とか7月末までに、高齢者へのワクチン接種を終わらせたい。」

という希望については、多くの地方自治体が困難という見通しを出しています。

ワクチン接種済み人数が一定数に達するまで、何とか新規感染者数を抑制できればいいのですが、既に9都道府県に対し

「緊急事態宣言」

が発出されています。

また、沖縄県にも緊急事態宣言が発出されることが決まりました。

 

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通勤状況が変わらなければ、『人の流れ』は抑制できない!

GW中に外出自粛をした人が多かったのか、新規感染者の数(特に大都市圏)は少しずつ鈍化している感じですが、手放しで喜ぶには程遠い状況です。

そもそも、多くの企業が従業員たちを普通に出勤させているため、出勤時や帰宅時には必然的に

「密」

の状態が発生します。

国や東京、大阪などの大都市圏のトップが

「人流の抑制」

といくら騒ぎ立てても、平日の朝と夜には大きな

「人の流れ」

が発生しています。

せっかく飲食店や商業施設、映画館などに休業・時短を求めても、各地の中心部に毎日大規模な人流が起こっていては、効果が小さくて当たり前です。

 

自粛要請はどんどん無視されていく?

また、通勤で街中に出て来れば、

「帰りにちょっと一杯だけ。」

と考える人が増えても仕方がありません。

そういった人たちの需要があるので、自粛要請を無視して時短もせず、酒類も普通に提供する飲食店も増えます。

東京や大阪のように

「科料」

を課すなどと脅しをかけたところで、あまり効果はなさそうです。

テレビのインタビューを受けていた、大阪のある飲食店オーナーは

「科料として20万円取られても、それは営業を続けるための保証金として覚悟してます。20万円は手元に用意してます。」

と語っていました。

こう言われてしまえば、どうしようもありません。

平日昼間の街頭インタビューでも、

「緊急事態宣言は、しょうがないですね。」

「みんな気が緩んでしまって、感染者数が減らないですよね。」

などと答えている人たちは、ほとんどが

「不要不急の外出」

っぽい雰囲気の人です・・・。

 

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日本の現状に『ロシアンルーレット』を思い出した・・・。

そうした日本各地の状況をテレビで観ているうちに、ふとある言葉が頭に浮かびました。

「ロシアンルーレット」

という言葉です。

ほとんどの方は、意味をご存知でしょう。

リボルバー(回転式)の拳銃に弾丸を一発だけ入れ、5~6人で1回ずつ、自分のこめかみに銃口を向けて引き金を引きます。

リボルバーは5発または6発装弾できるので、5人目または6人目の番がもし回って来たら、引き金を引くと実弾が自分のこめかみに発射されます・・・。

何とも恐ろしいゲーム(?)です。

一般人なら、こんな事は絶対にする機会がないでしょう。

しかし新型コロナウイルスに関しては、ロシアンルーレットのような事を無意識のうちに実行している人が、かなり多いという印象を受けます。

 

日本では、約179人に1人が感染。自分だけは大丈夫?

もちろん、拳銃のように5分の1、6分の1の確率でコロナ感染することはありません。

2020年初めから2021年5月20日までの、日本国内でのコロナ感染者数の累計は、およそ70万人だそうです。

日本の現在の人口がざっと1億2500万人ですから、今までに

約179人に1人

の割合で感染したという計算になります。

言い換えれば、日本国民の約0.56%がコロナ罹患経験者(亡くなった方を含みます)ということです。

「0.56%」・・・。

これを少ないと考えるか多いと考えるかは、人それぞれです。

179人に1人という状況だと、我々の周囲、近しい人たちの中には感染者が見当たらない、ということは何ら不思議ではありません。

「まさか自分がコロナに感染するなんて、ないよな・・・。」

「マスクや手洗いとかもちゃんとしてるし、もし感染したらしたで、仕方ないよ・・・。」

という気持ちになるのもうなずけます。

 

若くても健常者でも、医療から弾き出される!

しかし、新型コロナウイルスはインフルエンザよりも致死率、重症化率が高いのは言うまでもありません。

若年層はほとんど重症化しないと言われていましたが、もはやその説は忘れなくてはいけません。

また運悪く感染してしまった場合、大阪や東京などでは入院はおろか、ホテルなどの療養施設へ入れてもらうことすらできない状態に陥っています。

京都市では、20代の男性(基礎疾患なし)が発症後6日間自宅療養を余儀なくされ、命を落とすという事例が報じられました。

昨年から

「命の選別」

という言葉がマスコミでもよく使われます。

しかし、高齢者・身障者・病気を抱える人だけが弾き出される、といった話ではもはやありません。

病院に病床がなく、人員も足りなければ、若者であろうが健常者であろうが関係ありません。

自動的に医療から弾き出されてしまうのです・・・。

 

最後に・・・。

日本の現状から考えると、65歳未満の人たち(私もその一人)がワクチン接種を受けられるのは、8月~9月以降になりそうです。

それまで

「少々出歩いたり飲みに行ったりしても、そう簡単にコロナ感染なんてしない!」

と、コロナ「ロシアンルーレット」に参加し続ける人も一定数いるでしょう。

ただ、参加者全員が無事でいられる保証などありません。

たとえワクチン接種の広がりで確率が多少低下しても、誰かが必ず弾の入った拳銃の引き金を、自分のこめかみに向けて引かされることになるのです・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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