イタリア人ラッパー「Jovanotti」を語ろう!

このブログを読んでくださる皆様で、「ラップ」音楽(Rap music)が好きという方はどのくらいいらっしゃるでしょうか。

もちろん音楽の好みに年齢など関係ありませんが、主に若い世代から支持を受けるジャンルとは言えるでしょう。

元々はアメリカの黒人貧困層の若者たちが、差別や貧困、犯罪や暴力への怒りを半ば歌い、半ば語るようなスタイルで音楽にしたのがルーツです。

日本人の大部分は、

「ラップ=アメリカ」

「ラップ=英語」

として認識しています。

それ自体ある意味正しいのですが、アメリカ以外の国でもラップ音楽は作られています。

日本にも有名なラップミュージシャンはいますし、ヒットした日本語ラップの曲もあります。

今回ご紹介する

「Jovanotti」(ジョヴァノッティ)

はイタリア人のシンガーソングライターかつラッパーで、イタリア語でラップを歌っているのです。

 

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ジョヴァノッティは、DJとして働いていた!

Jovanotti の本名は

Lorenzo Cherubini(ロレンツォ・ケルビーニ)。

1966年9月27日生まれ、現在54歳です。

ローマに生まれましたが、幼少期には両親の故郷であるトスカーナ州に住んでいたこともあります。

ハイスクールを卒業後、ローマのディスコやラジオ局でDJとして働いていました。

その当時に、ある音楽プロデューサーと出会ったことをきっかけに、プロデビューを果たしました。

芸名を付ける際、日本語で「若い男性」を意味する「giovanotto」をもじって、最初は

「Joe Vanotti」

としていたそうです。

ところが、あるナイトクラブの宣伝用ポスターに誤って

「Jovanotti」

と印刷され、それが定着したと言われています。

もっとも、この逸話はWikipediaに載っていたので、真偽の程は定かではありません。

以降の活躍については、ここでは書ききれないので省略します。

 

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ラップのファンでもないのに、なぜイタリア人のラッパーを知った?

私はラップにとりたてて詳しいわけでもなく、アメリカやイギリスなど英語圏のラッパーのアルバムも一枚も持っていませんでした。

そんな私が、なぜイタリア人ミュージシャンのラップを知ることとなったのでしょうか?

それは約四半世紀、25年ほど前に遡ります。

当時、私はNHK教育テレビ(現:Eテレ)の「イタリア語会話」を毎週観ていました。

「チョイ悪オヤジ」ブームの火付け役となった、ナポリ出身のジローラモ・パンツェッタさんが、ナビゲーター役で出演なさっていました。

番組の最後の方で、イタリアの映画や歌が紹介されていたのですが、その中である回に

「Serenata Rap」(セレナータ・ラップ)

という曲のミュージックビデオが流れていました。

この曲を作って歌っていたのが Jovanotti だったのです。

この曲は一回きりではなく、一ヶ月ほど毎週流れていたように思います。

 

情報は少なく、まだネットもなし。色々な店を探し歩いた!

当時はまだインターネットは一般に普及しておらず、ネット通販のAmazonもアメリカでようやく産声を上げたばかりでした。

情報も歌手名と曲名のみ。

私は仕事帰りなどにあちこちの大型CDショップを巡り、ワールドミュージック(ヨーロッパ、南米、アジアなどの音楽)のコーナーを探して回りました。

刑事が「現場百回」、「足で捜査する」と言うように(笑)、私は Jovanotti のCDを求めて歩き回りました。

そしてついに、某大型CDショップにて Jovanotti の

「Lorenzo 1994」(Serenata Rapが収録されています)

を購入しました。

日本版は発売されておらず、イタリアからの輸入盤でした。

CDのジャケット部分は小冊子になっており、歌詞も記載されていましたが、全てイタリア語でした。

当時の私のイタリア語力では、意味はほとんど分かりませんでしたが、CDを全部聴いてみると、

「イタリア語って、結構ラップに合う言語なんだ!」

と驚くほどでした。

 

イタリア人ミュージシャンのCDは、なかなか見つからない!

それ以降、暇があればCDショップでチェックしてみましたが、その後4~5年で入手できたのは3枚くらいでした。

うち2枚は Jovanotti がラップを手がける前のアルバムで、ジャンルで言うとロックと言うべきものでした。

ただ、英語ではなくイタリア語で歌っていました。

「Lorenzo 1997: L’Albero

というアルバムだけが、ラップを前面に押し出していました。

いずれのアルバムも、これまた輸入盤でした。

後に知ることとなり、アルバムを数枚買ったイタリアの人気女性アーティスト

Laura Pausini(ラウラ・パウジーニ)

に関しては、日本語の解説や歌詞が付いている日本版もありました。

しかし Jovanotti については、一度も日本版を目にしたことがありません。

2011年発売のアルバム「Ora」をCDショップで見つけた時も、輸入盤しかなく、それを買って帰った記憶が残っています。

現在 Jovanotti についてインターネットで検索すると、ユニバーサルミュージックのWebサイトで Jovanotti のプロフィールが紹介されています。

最近はCDショップに行く機会がなく(コロナ禍のせい・・・)、欲しいCDがあってもAmazonで買ってしまいます。

なので、最近のCDショップ事情には詳しくありません。

しかし今までにCDショップでは、ユニバーサルから Jovanotti の日本版アルバムが出ているのを見た覚えがありません・・・。

 

最後に・・・。

日本の音楽ファンはレベルが高いというのは、外国、特にアメリカやイギリスの音楽業界ではよく語られる話らしいです。

ジャズがアメリカ国内でもまだ正当な評価を受けていなかった時代、日本のジャズファンはジャズ喫茶などで、ブルーノートを始めとするジャズレーベルのレコードに熱中していました。

伝説のバンド「Queen」や、日本びいきで知られる「Mr. Big」も、本国よりも先に日本で人気に火が点きました。

しかし、英米以外の音楽についてはまだまだ売上が少なく、情報も圧倒的に少ないのが現状です。

個人的には、イタリアを始めとするヨーロッパ諸国のミュージシャンに、もっと光を当てて欲しいです。

言葉が全く分からなくても楽しめるのが、音楽・歌の素晴らしいところです。

Jovanotti の音楽についても、日本でもっと広まって欲しいものです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回の記事内でご紹介した、Jovanotti のアルバム3枚については、下記のネット通販サイトで入手可能です。

 




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