数年前から大学入試や各種資格試験の受験生の間で浸透しつつあるのが、
「青ペン勉強法」です。
大きな柱は二つ。
一つ目は、ノートに暗記したいことを何回も書きまくり、記憶に定着させるという方法です。
二つ目は、聞いたり見たりしたことを何もかも全て書いていくことで、自分の勝手な判断で大事な部分を省略することなく、会議や授業の「再現性が高い」、つまり復習しやすいノートが作れるという方法です。
方法は異なるが、私は20年以上前から青ペンを愛用していた!
この方法には賛否両論が多数飛び交っており、科学的に
「青ペンは記憶の助けになる。」という結果は出ていません。
「やってみて結果が出た人」 VS 「やってみたけど結果が出なかった人」、「やってないけど、信用はできない人」の論争が続いている状態です。
私は、提唱者である相川秀希さんの「頭がよくなる青ペン書きなぐり勉強法」(KADOKAWA/中経出版)という本を、5年前の2015年(平成27年)に読んで、方法自体はいいと感じましたが、この方法を実際に行ってみたわけではありません。
ただ、個人的には20年以上前から、資格試験や外国語の勉強には青ペンを使っていました。
これには主に、以下に説明します三つの理由があります。
(1)参考書などに書き込みをしても、本文と区別しやすい。
大抵の教科書や参考書は、黒字で印刷しています。
そこに黒色のボールペンで書き込みをすると、量が多い場合に、本の文章と書き込みの色が一緒(=黒色)なので、パッと一見しただけでは区別しにくいのです。
かと言って、例えば赤ペンでたくさん書き込みをすると、字が読みにくくなり、心も何となく落ち着かなくなります。
私自身、以前は主に黒のボールペンや鉛筆で書き込みをしていましたが、上記の理由から青色のボールペンに替えてみました。
すると、本文と自分の書き込みが人目で判別でき、読みやすさが大幅に改善しました。
(2)眼が疲れにくくなり、集中力が増した。
「そんなの、個人によってバラバラだろ!」
と言われればそれまでです。
ただ、私は青ペンで書き始めてから、眼が疲れにくくなった感じがしました。
(1)の「本文と書き込みを区別しやすい」ことで、ページをじっと眺めなくてもよくなったのが、眼の疲労が軽減した理由ではないかと思います。
そうなれば、勉強に対する集中度も増します。良い効果の連鎖といった感じでしょうか。
外国語の勉強をする際も、文章を書き写したり作文を書いたりしていても、眼がだるくならず、途中で集中できなくなる度合いはかなり減りました。
(3)鉛筆と違い消さずに書くので、訂正の時間が省略できる。
最近は消せる「フリクションペン」がかなり普及していますが、青ペン(油性及び水性)は消しゴムなどで消せません。
なので、参考書に書き込んだりノートに書いていく際、誤字は二本線などを引き、文章の構成が多少おかしくなっても、そのまま書き続けます。
必要があれば、再度改善した文を書けばいいだけです。
他人に見せる必要はない(学生だと、ノートを提出することもあるかもしれませんが・・・)ので、とにかく自分が理解できればいいのです。
変に綺麗に書こうとして、消しゴムで全部消したり、完璧な文体・構成を目指して考え込んだりすることこそ、時間の無駄であり、思考の流れを途中で止めてしまうことで、考えもまとまりにくくなってしまいます。
「青ペン勉強法」と私の方法に共通点はある?
上記(1)~(3)の理由は、「青ペン勉強法」の本には書かれていません。
よって、厳密に言えば、相川さんの「青ペン勉強法」が効果的だと実証したことにはなりません。
ただ、(2)は相川さんの方法の一つ目「暗記したい事柄を何回も書きまくる」と多少リンクしていると思います。
青色には心を落ち着かせる「鎮静効果」があるらしいですが、それが私の「眼が疲れにくく、集中しやすい」と結び付いたのではないでしょうか。
心を落ち着けて集中できれば、物事も多少は記憶しやすくなるだろうと感じます。
そして(3)のように、無駄な作業をせず、「書き続ける」、「考え続ける」というのは、相川さんの方法の二つ目「見聞きした事柄を勝手に取捨選択せず、全て書きなぐっていく」に近いと思います。
情報を取捨選択して(それも、正しい選択か分からない)集中力を止めてしまうよりは、全て書き漏らさないように集中しまくる方が、結果的には効果が上がるということではないでしょうか。
無理なこじつけかもしれませんが、意図しなかったものの、若干似たような効果が私の方法にもあったのかなと思います。
最後に・・・。
結論としては、「青ペン勉強法」には向き不向きがあると思います。
しかし、勉強に青ペンを使うのは有効だと思いますので、お勧めです。
勉強法は正直言って十人十色で、全ての人が真似して効果のある方法など存在しません。
自分のオリジナルな方法を考案するのは大変難しいですが、他人の方法論を参考にする場合でも、自分なりの工夫を付け足して「カスタマイズ」してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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