サントリーから発売されている
「オランジーナ」(Orangina)
については、ご存知の方や飲んだことのある方が多いでしょう。
2012年(平成24年)に発売開始された炭酸飲料で、最初はオレンジ系の味(オレンジ果汁10%、レモン・グレープフルーツ・ミカン果汁2%、食用果肉2%)のみが発売されました。
CMキャラクターにハリウッドスターのリチャード・ギアが登場し、「男はつらいよ」のパロディー仕立ての展開で人気を博しました。
その後、姉妹商品「レモンジーナ」(レモン系の味)や「オランジーナ カシス&オレンジ」、「ブラッドオレンジーナ」(ブラッドオレンジ果汁を使用)などの別バージョンが発売され、今では完全にサントリー炭酸飲料の看板ブランドに成長しました。
フランスの国民的清涼飲料が、日本でヒットするか心配したが・・・。
もともと「オランジーナ」はアルジェリアで誕生した飲み物で、その後フランスで発売が始まると大ヒット。
フランスを代表する、国民的清涼飲料となりました。
2009年(平成21年)に製造元「オランジーナ社」を買収したのが、サントリーでした。
サントリーは過去に「ゲータレード」で失敗し、「ペプシコーラ」でも苦戦を強いられていたので、
当時は
「また外国で売れている飲み物を日本で売ろうとしてるけど、大丈夫なのか?」
と、全くの部外者ながら、まるでサントリー社員であるかのように心配したものです。
先日のこのブログで、「味の素のスポーツドリンク『TERRA』を最近思い出した!」という記事を書きました。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://kumafumo.com/drink[…]
しかし、「オランジーナ」に関してはしくじることなく、日本市場でも確固たる地位を築くことに成功しました。
私も発売開始後間もなく、コンビニで早速買って飲んでみました。
感想は
「これ、美味しい!これなら日本でも売れそう!」
というものでした。
炭酸は抑え目で(フランスで販売されているものより、炭酸量を少なくしたそうです)、ゴクゴク飲めます。
さすがに果汁量が多いだけあり、オレンジを中心とした柑橘系の味がいい感じです。
オレンジピールの苦味も、ほどよいバランスでした。
フランスを代表する製造飲料という触れ込みにもうなずけます。
なぜペットボトルは500mlではなく、420mlと中途半端?
ただ、一つだけ疑問があります。
ペットボトル飲料の多くは500mlであり、自販機用商品なら280mlというのも多いです。
ところが「オランジーナ」は、なぜか420mlという中途半端な量なのです。
スーパーで見かける大型ペットボトル版も、1.5Lではなく1.2Lです。
安売り自販機に入っている飲み物には、そうした「少し量が少なめ」の商品が結構多いです。
しかし、サントリーの売れ筋商品がこうした少なめの量というのは、どういうことでしょうか。
果汁を多く入れているため、コストがかなりかかっており、その分が量に反映しているのでしょうか?
最後に・・・。
人気商品なので、中小のスーパーでも扱っており、割とお買い得な値段設定になっています。
個人的には、あと20円くらい高くなってもいいので、500mlに増量して欲しいところです。
もしかすると、
「あともう少し飲みたい・・・。」
という飢餓状態に消費者を追い込み、リピート購入させようという、高度な販売戦略なのでしょうか(笑)。
もしそうだとしたら、私はその戦略にまんまとハマってしまったことになります・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
もし興味をお持ちの方は、こちらもお読みください。
このブログでは「飲み物あれこれ」というカテゴリーを設け、果汁100%ジュースや炭酸飲料に関する記事を、今まで50本近く書いてきました。ただ、その中のかなりの商品は、既に市場から姿を消しています。 […]
 
  
 
