懐かしジュース:プラッシー、サンキスト、バヤリースを語ろう!

私が子供の頃、1970年代後半~1980年代初めは、令和の現在と違い、市販の清涼飲料の種類ははるかに少なかったです。

例えば炭酸飲料では、コカコーラやファンタ、三ツ矢サイダーやスプライト、キリンレモンくらいしかメジャーな商品はありませんでした。

その他の清涼飲料でも、現在のようにバリエーションは豊富ではなく、オレンジジュースやグレープジュース(しかも果汁20~30%・・・)が幅を効かせていました。

中でもオレンジジュースはど真ん中の王道でした。

 

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「プラッシー」は米屋さんで売られていた!

私の記憶の中で、一番最初に飲んだオレンジジュースとして残っているのは、武田薬品工業(正確には子会社の武田食品工業)から発売されていた「プラッシー」です。

なぜかプラッシーは主に米屋さんで売られていて、店先でもプラッシーの幟やポスターが貼られていたような記憶があります。

当時はペットボトルは全く影も形もなく、瓶でしか見た記憶がありません。

プラッシーは、1958年(昭和33年)発売という超老舗商品です。

製薬会社である武田が小売店への販売ルートを持っていなかったため、米穀店(過去にビタミン強化米の販売でルートを持っていた)での販売となったそうです。

2020年の今、プラッシーは販売終了していると思い込んでいましたが、2006年(平成18年)にハウスウェルネスフーズ(ハウス食品グループの子会社)が事業を引き継ぎ、現在も販売(米穀店以外でも)されているそうです。

勝手に「終了」扱いしてスイマセン・・・。

 

「サンキスト」は現在果汁100%の紙パック。トロピカーナに勝つべく奮闘中?

「サンキスト」(Sunkist)もスーパーでよく売られていました。

「サンキスト」ブランドは、アメリカのサンキスト・グローワーズ(Sunkist Growers, Incorporated)という生産者の協同組合が所有しており、日本では森永乳業が現在に至るまでライセンス販売しています。

こちらは、スーパーや自販機で買って飲んだ記憶がありますが、果汁10%くらいでした。

オレンジ・レモン・グレープフルーツの三種類があったことはうっすら覚えていますが、

はっきりと飲んだ記憶があるのはオレンジ味だけです。

ちなみに、現在サンキストの商品はスーパーやコンビニで紙パック商品として売られており、全て果汁100%となっています。

同じく紙パックのフルーツジュースと言えば、、トロピカーナ(Tropicana)が有名で、私の住んでいる地域のスーパーでは圧倒的にトロピカーナ(キリンビバレッジがライセンス販売)が優勢です。

サンキストは「打倒トロピカーナ!」をスローガンに日々奮闘しているのでしょう。

 

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バヤリースは、現在も飲食店では定番!

そして、「バヤリース」(Bireley’s)にも言及しないわけにはいきません。

子供の頃一番よく飲んだのは、三つの中ではバヤリースだと思います。

バヤリースも元々はアメリカ発祥の飲み物でしたが、日本での販売元だったアサヒビールが1980年(昭和55年)に製造・販売・商標権を取得し、自社生産を開始しました。

現在は子会社のアサヒ飲料から引き続き販売されており、日本での販売開始から70年近い超ロングセラーです。

やはり、アサヒビールという大手ビール会社から販売されていたのが大きな理由でしょうが、子供の頃からスーパー、酒屋、自販機や飲食店など幅広い場所で売られていました。

そのため、私が飲む機会も必然的に増えたのでしょう。

今でも居酒屋などでアサヒビールを出しているお店では、ソフトドリンクのオレンジジュースは大抵バヤリースが出て来ます。

私の家の近所のスーパーでは、常に置いているわけではありませんが、特売セールの際によく缶入りのバヤリースが売り出されます。

 

最後に・・・。

最初に書いたように、現在は清涼飲料の種類は桁違いに増えています。

様々なブランド・商品が出ては消え、出ては消えを繰り返し、栄枯盛衰もよく見られます。

そんな中、「プラッシー」、「サンキスト」、「バヤリース」の三つとも消えずに粘り強く頑張っているのは、正直嬉しいです。

私はそれほど酒に強い方ではなく、宴会の最後の方はウーロン茶やオレンジジュースを注文することが時々あります。

そんな時にバヤリースが出て来る確率が高く、今でもバヤリースは時々飲みます。

酔っているせいか味の細かい部分は分かりませんが、バヤリースも味のリニューアルを何度も行ってきたそうです。

プラッシーやサンキストも同様の努力、試行錯誤を重ねてきたのでしょう。

これからも、これら三ブランドには生き残って欲しいと願うばかりです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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