皆様は
「タピオカミルクティー」
を覚えておいででしょうか?
2019年(平成31年〜令和元年)に、日本中で一大ブームを巻き起こした飲み物です。
台湾での大ブームを受けて、日本に上陸しました。
日本の若者たちが見事に乗せられ、もとい、ハマって人気が爆発しました。
そして、「タピオカ抹茶ラテ」などの派生商品も続出するなど、社会現象化しました。
あちこちに『タピオカドリンク』店が出現したが・・・。
テレビや雑誌、SNSなどでは各地の人気店が紹介され、都会の繁華街はもちろん、郊外の商店街などにも
「タピオカドリンク店」
が出現しました。
それと共に、あちこちの道路に、飲みかけのタピオカドリンクのカップがポイ捨てされていました・・・。
それから2年が経とうとしていますが、大多数のタピオカドリンク店が、既に姿を消しています。
2021年(令和3年)の夏にはもう、タピオカドリンクのカップを片手に闊歩する若者など、一人も見かけませんでした。
ブームというものの儚さを、改めて思い知る現象でした。
『次のブームは、ミックスジュース』のはずだったが・・・。
ところで、2019年後半頃、メディアでは
「タピオカミルクティーの次は、ミックスジュースがブレイク!」
と煽っていたのをご記憶でしょうか?
私は
「ミックスジュースなんて、はるか昔から喫茶店のメニューにあったし、駅のジュースバーでもよく飲まれている。今さらブームでもないだろう・・・。」
と、冷淡な眼で見ていたことを覚えています。
結果は言うまでもありません。
ミックスジュースのブームは起きませんでした・・・。
2020年(令和2年)の春先から、新型コロナウイルスが日本でも広まりました。
飲食店なども休業や時短営業を余儀なくされ、外出自粛も呼びかけられました。
ジュース一杯のために行列を作ることなど、誰も考えませんでした。
メディアの煽りも、全く効果がなかったのでした。
2021年10月、大阪の有名商店街で・・・。
それから時が流れて、2021年(令和3年)10月のある日。
嫁と私は、用事のついでに、大阪市北区の
「天神橋筋商店街」
を歩いていました。
「日本一長い商店街」
として有名な場所です。
大阪メトロ堺筋線
「扇町」駅〜「天神橋筋六丁目」駅
の間のアーケードを歩いていました。
しかし、以前とは店の並びが結構変わっていました。
やはりコロナの影響は大きかったのでしょう。
シャッターが閉まっている所や、全く別の店が営業している所が、予想以上に多かったのです。
嫁と二人で
「あの店、なくなってる・・・。」
「ここ、全然違う店になってる・・・。」
などと話しながら歩いているうちに、ある事実に気付きました。
「ミックスジュースの店が、やけに多い・・・。」
狭いエリアに、ジュースバーが集中!
天神橋筋商店街には、昔から喫茶店は数多くあります。
テレビや雑誌で取り上げられる、老舗店もいくつもあります。
しかし、テイクアウト形式のジュースバーなど、2年前には一軒もなかったはずです。
それが、一駅分の距離の間に
三軒あったのです。
一軒は、ミックスジュースの専門店だったかと思います。
他の二軒は、他の果物・野菜ジュースも販売していましたが、ミックスジュースを売りにしている感じでした。
さすがにコンビニとは違い、隣や真向かいに出店はしていません。
しかし、競争は間違いなく激しくなるはず。
同じ商店街に出店したのは、単なる偶然でしょう。
それにしても、狭いエリアに三軒もジュースの店があるとは・・・。
最後に・・・。
私は流行には全く疎いのですが、現時点では若者たちの間に
「ミックスジュースブーム」
はまだ起きていないようです。
2022年(令和4年)になり、暖かくなってくる春頃には、ミックスジュースを求める人々が、行列を作るのでしょうか?
そして、全国の至る所に「ミックスジュース店」が出現するのでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。