今から40年近く前、私が小学4~5年生の頃です。
夏休みに、大阪市の従兄弟の家に泊まりに行きました。
翌日、近所のプール(大阪市営だったと思います)に従兄弟2人と弟と一緒に行きました。
しばらく泳いだ後、喉が渇いたので、みんなで売店に飲み物を買いに行きました。
その際、年上の従兄弟が
「カルピスコーラ1つ。」
と注文しました。
カルピスコーラを飲んだのは1回きり。その後は・・・。
「カルピスコーラってどんな飲み物?」
と思った私は、同じくカルピスコーラを注文しました。
カルピス、コカコーラはそれぞれ飲んだことがあり、味も知っていましたが、混ぜるとどんな感じになるのか、ドキドキしながら飲んでみました。
カルピスソーダにコーラの風味が混ざった味で、当然と言えば当然の結果でした。
個人的には、美味しいと思いました。
しかし、その時を最後に、他のプールやデパートなどの売店では、カルピスコーラを見かけることはなく、幻の味となってしまいました。
周囲の人には記憶なし。ネットで調べてみると・・・。
大人になって、
「昔、カルピスコーラってありましたよね。」
と同年代以上の人に聞いても、誰も知りませんでした。
最近インターネットで調べてみると、1970~80年代に、大阪府内で喫茶店のメニューとして飲まれていたとのことでした。
「キューピット」という名称で、作り方は
(1) 大きめのタンブラーにカルピスを下から2cmほど注ぐ。
(2) コカコーラで割る。
(3) クラッシャーアイスを山盛りに入れる。
(4) 上にレモンの輪切りを浮かべて出来上がり。
だったそうです。
残念ながら、1990年頃には売られなくなったらしいです。
しかし、その後も関西圏のマニアックな喫茶店では、引き続き売られていたとのことです。2020年現在もまだ飲めるかは不明です。
最後に・・・。
カルピスソーダは今でも人気商品として健在なのに、なぜカルピスコーラは商品化されてヒットしなかったのでしょうか?
甘くなり過ぎるからでしょうか?
カルピスとカラメルなどの相性が良くないからでしょうか?
あれから40年近く経ちましたが、カルピスコーラは「幻の味」として、記憶の中に残っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。