「polyvalent」ってどういう意味?試験に出ない英語手帳(第86回)

今回ご紹介する

「polyvalent」

という単語を、私は10年以上前に初めて目にしました。

それは、

「ワールドサッカーダイジェスト」

という海外サッカー専門誌でした。

日本の雑誌(現在も隔週で発売中)なので、アルファベットの綴りではなく

「ポリバレント」

とカタカナで書かれていました。

「一体どういう意味なのか?」

と思った覚えがあります。

 

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意味は推測できたが、綴りは思い浮かばなかった!

以降、時々この言葉が出て来るようになり、文脈から意味を推測することはできました。

「複数のポジションでプレーできる」

選手という意味です。

サッカー誌では、そういう選手のことをよく

「ユーティリティー・プレイヤー」

「マルチロール」(こちらはおそらく和製英語)

と表現しています。

それと同様です。

日本語で言えば、

「多才な」

「多芸の」

に該当するはずです。

そうした意味の英単語では、

「versatile」vˈɚːsəṭl(米国英語)vˈəːsətὰɪl(英国英語)

が知られています。

しかし「ポリバレント」は、綴りも思い浮かびませんでした。

そのまま、数年ほどが経過しました。

 

ネット検索で意味が分かった。意外な分野の用語が由来!

そんなある日、ふと「ポリバレント」のことを思い出し、インターネットで検索してみました。

カタカナで入力してみると、あっさり結果が出て来ました。

英語では、

「polyvalent」

と綴ることも分かりました。

本来は化学用語・医学用語で、

「多価の」

という意味だそうです。

英和辞典では、「poly −」が語頭に付くと

「多数の」

「多量の」

という意味を持つと書いてありました。

日常生活でよく見聞きする

「ポリエステル」

も、英語では

「polyester」pάlièstɚ(米国英語)p`ɔliéstə(英国英語)

となります。

発音的には、カタカナ表記すると「ポリヴァレント」の方が近いようです。

 

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あの監督が使ったのが最初らしい!

それにしても、なぜこうした難しい言葉が、サッカー雑誌で使われていたのでしょうか?

その点についても、ネット上に答えが出ていました。

2006年(平成18年)、サッカーのドイツワールドカップが終わった後、2007年(平成19年)途中まで日本代表監督を務めた

イヴィツァ・オスィ厶さん(日本メディアでは「オシム」と表記)

が、記者会見で「polyvalent」を用いたのがきっかけと言われています。

代表チームの選手選考基準の一つとして、

「複数のポジションをこなせること」

が挙げられていたのです。

 

最後に・・・。

現代サッカーでは、一つのポジションしかできない選手(攻撃の選手に多い)より、複数のポジションでプレーできる選手の方が、生き残れる可能性が高いです。

サラリーマン・OLといった

勤め人

にも、「polyvalent」な人材が求められるような世の中になっています。

私自身は、多芸多才とは全く無縁です。

これからの世の中では、ますます生きづらくなりそうです・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。