「LED」ってどういう意味?何の略?試験に出ない英語手帳(第30回)

日常生活で、「LED照明」という言葉はよく見聞きします。

そして、昔の蛍光灯より長持ちし、電気代を節約できる照明ということも浸透しています。

 

 

ところで、「LED」とはどういう意味でしょうか?

これに答えられる人は意外に少ないです。

三つの単語の頭文字をつなげたものというヒントを出すと、カンのいい人ならL=Light(光、灯)の略だと分かります。

LEDは日本語で「発光ダイオード」のことと分かると、D=Diode(ダイオード)だと分かる人もいます。

発光ダイオードは、電気を流すと発光する半導体のことです。

最後に残るのが「E」です。

E=Electricity(電気)の略ではありません。

光を「発する」=「発生させる」と読み替え、「CO2(二酸化炭素)絡みで似た言葉がありますよ。」とヒントを出すと、環境問題に詳しい人なら正解できるかもしれません。

正解は、E=Emit[imit]((光やエネルギーなどを)放つ、放射する)の略です。

ちなみに名詞形はemission[imíʃən]となり、「放出」、「排出」、「排気」、「発光」などの訳語になります。

環境問題は21世紀の世界で、最重要問題の一つになっています。

そうした中で、基本理念の一つとして頻繁に用いられる用語が

zero emission(ゼロ・エミッション)です。

「有害排出ガスを出さない、排出物ゼロの、無公害の」状態を表します。

自動車メーカーが開発競争を繰り広げている電気自動車や燃料電池車は、まさしく
zero emission car(無公害車、排ガスゼロ車)です。

 

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LED照明にはどんどん進化してもらい、少ないエネルギーでより多くの光を発してもらいたいです。

一方、自動車や工場、オフィスについては、排ガスやゴミなどをなるべく出さず、できればゼロにするよう発展してもらいたいものです。

もちろん我々市民も無駄なゴミは出さず、出たゴミはできる限り分別し、zero emission とはいかないまでも、less emission(より少ないゴミの排出)に貢献する必要があります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。