日常生活で、「LED照明」という言葉はよく見聞きします。
そして、昔の蛍光灯より長持ちし、電気代を節約できる照明ということも浸透しています。
ところで、「LED」とはどういう意味でしょうか?
これに答えられる人は意外に少ないです。
三つの単語の頭文字をつなげたものというヒントを出すと、カンのいい人ならL=Light(光、灯)の略だと分かります。
LEDは日本語で「発光ダイオード」のことと分かると、D=Diode(ダイオード)だと分かる人もいます。
発光ダイオードは、電気を流すと発光する半導体のことです。
最後に残るのが「E」です。
E=Electricity(電気)の略ではありません。
光を「発する」=「発生させる」と読み替え、「CO2(二酸化炭素)絡みで似た言葉がありますよ。」とヒントを出すと、環境問題に詳しい人なら正解できるかもしれません。
正解は、E=Emit[imit]((光やエネルギーなどを)放つ、放射する)の略です。
ちなみに名詞形はemission[imíʃən]となり、「放出」、「排出」、「排気」、「発光」などの訳語になります。
環境問題は21世紀の世界で、最重要問題の一つになっています。
そうした中で、基本理念の一つとして頻繁に用いられる用語が
zero emission(ゼロ・エミッション)です。
「有害排出ガスを出さない、排出物ゼロの、無公害の」状態を表します。
自動車メーカーが開発競争を繰り広げている電気自動車や燃料電池車は、まさしく
zero emission car(無公害車、排ガスゼロ車)です。
LED照明にはどんどん進化してもらい、少ないエネルギーでより多くの光を発してもらいたいです。
一方、自動車や工場、オフィスについては、排ガスやゴミなどをなるべく出さず、できればゼロにするよう発展してもらいたいものです。
もちろん我々市民も無駄なゴミは出さず、出たゴミはできる限り分別し、zero emission とはいかないまでも、less emission(より少ないゴミの排出)に貢献する必要があります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。