「借金で首が回らない」・・・。
嫌な言葉です。
できれば一生口にしたくないものです。
ましてや英語で言うなど・・・。
単純に「首が回らない」をベタに訳して
I can’t move my neck due to my debt. (借金のせいで首を動かせない。)
などとすると、残念ながら0点です・・・。
cf. due to ~ ~のせいで、~が原因で
意味を考慮して言い換える!
be up to one’s neck (~(人)の首まで来ている(=達している))を、
「首が回らない」
と読み替えるのが正解です。
「借金で」は、in debt と表現します。
(例文)
These days he is up to his neck in debt. That failure in the real estate business
triggered his serious financial trouble.
(最近、彼は借金で首が回らない。不動産事業でのあの失敗が、深刻な金銭トラブルの引き金になったね。)
もう一つピッタリの表現が!
あるいは、be deep in debt とも表現できます。
「債務(借金)にどっぷり漬かっている」という感じの表現なので、日本語の「首が回らない」に近いです。
ちなみに「債務者」はdebtor、「債権者」はcreditor と訳します。
最後に・・・。
普通のサラリーマンやOLでも、住宅ローンで家を買ったり、消費者金融で10万円ほど借りたら、立派なdebtor です。
間違っても、今回のフレーズを(たとえ日本語でも)口にするハメにならないよう、堅実に生活したいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご興味がございましたら、こちらもお読みください。
皆様は「複利」という言葉をお聞きになり、すぐに説明できますか?「広辞苑」を調べてみると、「複利法」として掲載されています。「一定期間後の利息を元金に加えたものを次期の元金とし、次の期間には新元金に対して利息を[…]