「kinky」ってどういう意味?近畿大学が大迷惑?試験に出ない英語手帳(第26回)

英語・その他外国語(夫)
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「kinky」という単語は、多くの日本人にはなじみがないでしょう。

大学入試や各種英語試験でも出題される可能性は極めて低いです。

一般的な意味としては

① ねじれた、よれた ② (髪の毛が)ひどく縮れた

という訳語になります。

「kinky hair」は「くせ毛」と訳せます。

発音が「キンキ」、「キンキー」と聞こえるので、

「えっ、近畿地方って世界的に有名?」

と思ってしまいそうですが、全く関係ありません。

「近畿」のローマ字表記は「Kinki」となります。

「近大マグロ」で一躍全国的な知名度が上昇し、受験者数も年々増加しているのが、大阪府東大阪市にメインキャンパスを構える「近畿大学」です。

元々は「Kinki University」という英語表記でしたが、2016年(平成28年)4月より

Kindai University」

に変更されました。

「Kindai」=「近大」であり、「大」の後にまた「大学」が来るのは、日本語的にはおかしく感じます。

実際、変更時にはそうした指摘もあったそうです。

しかし、今も英語表記では「Kindai University」あるいは「Kindai」が、ポスターや広告などで使用されています。

なぜでしょうか?

理由は、「kinky」が持つもう一つの意味にあります。

口語だと

① (性格・行動などが)変な、気まぐれな ② 変態の、性的に倒錯した

という意味にもなります。こちらの②が非常に大きな問題となります。

日本語でも、何かのマニアの人に対して「あいつ、あんなに○○に熱中して、もはや変態だ。」などと冗談を言うことがありますが、英語圏の国では「kinky」はかなりキツイ「変態」というニュアンスを含み、堂々とは使えないらしいです。

「Kinki University」と言うと、「Kinky University」と聞こえるそうで、近大の教職員が英語圏の国で大学名を言った途端に、驚かれたり笑われたりしたことも、過去に本当にあったそうです。

確かに日本語で「変態大学」と言われたら、びっくりしてしまいます。

大学側にとっては、とんだ災難と言うしかありません。

今更そんな理由で大学名を変えるわけにもいきません。

「近畿」に近い言葉としては「関西」が思い浮かびますが、「関西大学」は既に大阪府に存在しています。

「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)と呼ばれる、近畿地方の人気大学の一角を占める関西大学に、追い付き追い越そうと全学を挙げて奮闘しているのが、他ならぬ近畿大学なのです・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。