「a different ballpark」・・・
少し英語が分かる人なら、
「別の球場」、「違う球場」
という風には訳せます。
「あー、なるほど。行く球場を間違えたんだね。」
残念ながら、そういううっかりした人の話ではありません。
例えば日本なら、巨人対ヤクルトの試合を観戦しようとして、神宮球場に行ってみたら誰も集まっていなかった、ということはあるかもしれませんが・・・。
野球が国技のアメリカならでは!
正しくは、
「全く無関係の、論外の」
という意味です。
あるWeb辞書では、
“Something totally unrelated or of a vastly different scale or scope.”
(「全く関係のない物事や、大いに異なる程度・範囲の物事」)
(自己流の日本語訳でスイマセン・・・)と説明されています。
(例文)That’s a completely different ballpark. (それは全然関係ないですよ。)
バスケットボール界の伝説的プレーヤー、マイケル・ジョーダンの言葉に、次のようなものがあります。
“Failure is acceptable, but not trying is a whole different ballpark.”
(失敗は許されるが、挑戦しないのは全く論外だ。)
流石は野球発祥の国アメリカです。
ballpark(野球場)
という単語を使う所が面白いです。
バスケの神様は、メジャーリーガーを夢見ていた!

前述のジョーダンの言葉は重みがありますが、この言葉を見て
「そう言えばマイケル・ジョーダンって、一回バスケを引退して、子供の頃の夢だったプロ野球に挑戦するために、マイナーリーグでプレーしたことあったよな・・・。」
と思い出しました。
結果的にはメジャーリーグ入りの夢は叶わず、NBAに復帰しました。
しかし上記の言葉の通り、挑戦して失敗しても死ぬわけではなく、挑戦して悔いなく野球の道を諦められたのは、ジョーダンにとって良かったはずです。
最後に・・・。
ジョーダンが「ballpark」という単語を用いていたことには、何か因縁めいたものを感じます。
本人からは「It’s a different ballpark.」(それは全く無関係だよ。)と言われそうですが・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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