「パワースポット」・・・。
おそらく21世紀に入ってから、一般に広まった言葉でしょう。
そこを訪れると、運気が上がると言われている場所です。
お寺や神社、滝や森林などが、よくマスコミでパワースポットとして紹介されています。
実は和製英語!和英辞典で調べてみたが・・・。
ほとんどの人が疑問を抱かず使っているようですが、
「パワースポット」は実は和製英語です。
アルファベットで「power spot」と書いても、英語圏の人々には伝わらないでしょう。
そもそもパワースポットは、熱心な信仰を持つ人や、オカルト・超常現象に関心のある人といった、一部の人たちの間の概念でした。
大修館書店 ジーニアス和英辞典で「パワー」の項を調べてみました。
しかし、パワースポットに関する記述は全くありませんでした。
他の和製英語の中には、辞書に正しい表現が載っているものもあるのですが・・・。
それでは、「パワースポット」の正しい英語表現とは?
『学研 ムー』の英会話本に、正しい表現が載っていた!
以前このブログで、老舗オカルト・超常現象雑誌
「学研 ムー」
編集部監修の英会話本を紹介しました。
学研の月刊「ムー」と言えば、創刊40年を超える老舗雑誌です。学研という超おカタい出版社にもかかわらず、心霊、UFO、UMA(未確認生物)、古代文明、陰謀論、秘密結社・・・などなど、オカルト的なテーマを専門に扱う、マニアックな雑誌とし[…]
「ムー公式 実践・超日常英会話」
(宇佐和通;著、石原まこちん;絵、学研)
という本です。
この本に、「パワースポット」を表す英語表現が紹介されています。
「energy vortex」
となっています。
「vortex」[vˈɔɚteks(米国英語), vˈɔːteks(英国英語)]は、「渦、渦巻」という意味を持ちます。
「エネルギーの渦」・・・。
確かにこちらの表現の方が、行けば御利益を得られそうな感じがします。
この本では、紹介されている各々の言葉に2〜3の例文があります。
例文を読めば、単語・熟語の意味も頭に残りやすくなります。
最後に・・・。
2021年(令和3年)も9月に入りましたが、新型コロナウイルス感染拡大の第5波真っ只中です。
なかなか外出が難しく、パワースポット巡りも難しいご時世です。
いっそのこと
「自分の家がパワースポットだ!」
と思えるほどの境地に達すれば、御利益も向こうから寄って来てくれるような気がします・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 
  
 