今年2021年(令和3年)の春も、進学や就職などで親元を離れて、一人暮らしを始める人は多いはずです。
昨年から続いているコロナ禍のせいで、例年よりも色々と大変な事が付随してくるでしょうが、そうした方々の新生活が快適なものになることを願うばかりです。
一人暮らしの若い世代は、家に固定電話がない人が多い!
最近の若い世代はほぼ全員が携帯電話、それもガラケーでなくスマートフォンを持っていると言っても過言ではありません。
そのため、一人暮らしをしている人で、家に固定電話を契約していないという人が非常に多いです。
家族や友人、同僚などとの連絡は携帯で十分というのが理由です。
確かに筋が通っていて、合理的です。
また、そういう人はここ最近で急増したわけでもありません。
約20年前、職場の新人と話していた際のことです。
その新人は大学時代から一人暮らしをしていたそうですが、家に固定電話は引いていないと言われ、驚いたことを今でも覚えています。
まだスマートフォンは存在していませんでしたが、携帯があれば固定電話は不要という考えは、その頃から既にありました。
新旧世代の考え方に大きなギャップあり?
家に固定電話が必要、あるいはないと不安という人(私もその一人です)は、古い世代なのでしょう。
少なくとも40~50歳台の人たちは、成人して以降に携帯電話が世の中に普及しました。
それまでは当然ながら、電話と言えば固定電話しかありませんでした。
物心ついた時から携帯電話・スマートフォンが身近にあり、LINE電話やビデオ通話のSkypeなどを自然に使っている若者からすれば、一人暮らしの家に固定電話など、無駄でしかないということかもしれません。
固定電話があれば、携帯電話のトラブルがあっても大丈夫!
しかし、私は一人暮らしでも固定電話は必要だと考えます。
携帯電話は常に持ち歩いていることが多く、紛失や破損・故障のリスクがつきまといます。
固定電話も故障の可能性はもちろんありますが、皆様の中で
「固定電話が急に故障して通話できなくなったので、急いで新しいのを買いに行った。」
という経験をお持ちの方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
緊急時に固定電話があれば、携帯電話のトラブル時にも対処できます。
「携帯が使えなければ、Skypeなどがある。」
という意見があるでしょう。
しかし、Skypeなどのビデオ通話も、固定電話ほどの利便性はありません。
インターネット回線の不調も、固定電話回線の不調より頻度が高いです。
何だかんだ言っても、固定電話のネットワークは歴史があり、安定性という点では最も安心できます。
固定電話携帯電話の併用で、安全性の確保と情報の交通整理ができる!
また、例えば固定電話の番号は家族や親しい友人などにしか教えないことで、信頼できる人たちだけの安全なネットワークを確保できます。
不特定多数の人に教えることの多い携帯電話だけよりも、犯罪やトラブルに巻き込まれる危険を軽減できると思います。
それに携帯電話だけだと、重要度の低い電話や長く話したくない相手との電話に、本来優先すべき電話が妨げられてしまうこともあります。
情報過多の現代社会では、通信チャネル(手段)を複数持っておくことで、情報の交通整理やダイエット(取捨選択)にも効果があるのではないかと考えます。
最後に・・・。
今まで書いてきた
(1)携帯電話のトラブル時にも楽に対処できる
(2)相手や話の重要度によって固定と携帯を使い分け、落ち着いた私生活を送る
という点から、私は
「一人暮らしでも固定電話は必要である。」
と主張します。
もちろん考え方は人それぞれで、決めるのは個人の自由です。
ただ、今春以降に一人暮らしを予定または検討なさっている方は、このテーマについて早めに考えておく方がいいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。