「生活保護」英語で何と言う?試験に出ない英語手帳(第60回)

「生活保護」

は、日本国憲法第25条に規定されている

「健康で文化的な最低限度の生活」

を保証するための制度で、国民の権利の一つです。

近年

「生活保護バッシング」

なる風潮が、一部のマスコミやネット上で広がりました。

自分たちの有する権利を蔑ろにするのは、愚か以外の何物でもありません。

ところで、この「生活保護」を英語ではどう表現するでしょうか?

 

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ベタに日本語訳すると、意味が大きくズレる!

「生活」と「保護」をそれぞれベタに英語に変換し、

「life protection」

としてしまう人が結構多いはずです。

しかし、これは不正解。

「保護」については「protection」でよいのですが、

「生活」=「life」

だ!と決め付けるのは間違いです。

「life protection」とすると、

「(人の)人生を保護する」

という感じになります。

生命保険会社のCMコピーみたいです・・・。

あるいは、犯罪組織に狙われている人を、警察が保護するような感じにも思えてしまいます。

 

『life』以外に適切な単語がある!

正解はと言うと、研究社 新和英辞典によると

「livelihood protection」

と表現されます。

「livelihood」lάɪvlih`ʊd(米国英語)ˈlaɪvli:ˌhʊd(英国英語)]は、研究社 新英和中辞典によると

「暮らし、生計」(通常単数形)

と日本語訳されます。

「earn[gain, get, make]a(またはone’s)living」 by ~

で、「~で生計を立てる」となります。

他には

「livelihood subsidies」(「subsidy」[sˈʌbsədi(米国英語)ˈsʌbsɪdi:(英国英語)]は「補助金」という意味を持つ)

という表現もあります。

 

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国によって制度が異なり、表現も異なる!

ちなみに上記の表現は日本の官庁で使用されていますが、外国では日本と異なる形での公的保障制度があり、英語圏の国でも違う表現がなされます。

アメリカでは

「welfare」

が一般的です。

「welfare」には

「福祉、福利」

の他に、「社会保障」、「生活保護」の意味もあります。

イギリスでは、

「benefits」(「給付」という意味を持つ)

が使われることが一般的らしいです。

「live on welfare[またはbenefits]」

「生活保護で暮らす」となります。

アメリカでは

「public assistance」(公的扶助)

も用いられます。

 

最後に・・・。

生活保護を受けずに生活できれば、それに越したことはありません。

しかし、人生何があるか分かりません。

切羽詰まった際には、変なプライドは捨てるべきです。

日本国民の権利を行使して、

「apply for livelihood protection」(生活保護を申請する)

のが得策だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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