学研の月刊「ムー」と言えば、創刊40年を超える老舗雑誌です。
学研という超おカタい出版社にもかかわらず、心霊、UFO、UMA(未確認生物)、古代文明、陰謀論、秘密結社・・・などなど、オカルト的なテーマを専門に扱う、マニアックな雑誌として知られています。
『ムー』から英語の本が出版されていた!
そんな「ムー」の企画・監修による英語の本が、2017年(平成29年)9月に出版されていたことを、ご存知でしょうか?
実は、私も昨年までその存在を知らずにいました。
昨年の秋頃、NHKテレビの「金曜日のソロたちへ」という番組で紹介されていた女性が、オカルト好きで「ムー」の愛読者でした。部屋の本棚を紹介している中で、一冊の本が画面に映し出されました。
「ムー」公式の英会話ナントカ・・・。
えっ!?「ムー」の英会話本?
番組終了後にインターネットで検索すると、すぐにヒットしました。
正式な書名は、「ムー公式 実践・超日常英会話」。
ご丁寧にも「超」の文字が大きくなっています。
「日常」英会話の本は書店で山ほど売られていますが、「超日常」英会話とは一体何なのでしょうか・・・。
カズレーザーの推薦コメントが帯に書かれていた!
Amazonで注文し、2日ほどで届いたので、早速読んでみました。
「UFO・エイリアン」、「心霊・怪談」、「スピリチュアル」など8つのテーマに関するキーワード、それに関する例文が載っており、例文の数は何と320!
キーワードや例文には詳しい解説があり(英文・単語の解説及び、超常現象についての解説もあります(笑))、英語の苦手な人でも楽しく読めます(あくまでもオカルト・ミステリーファンには)。
本の帯にカズレーザーさん(メイプル超合金)のコメントが書かれていましたが、
「意外とちゃんとしてる(笑)」
というものでした。言い得て妙です。
英語本としても立派に通用する!
確かに、「ムー」の英語本と聞くと、
「おちゃらけているのか?」
と思ってしまいますが、そこはさすがに学研。英語本としてのクオリティーは、正直かなり高いです。
著者の宇佐和通さんは翻訳家、ノンフィクションライター、都市伝説研究家という様々な顔をお持ちで、「ムー」の海外ニュースのリサーチ・翻訳も手がけられているそうです。
英語の解説が細かく丁寧なのにも、納得がいきました。
イラスト担当の石原まこちんさんは、「ムー」で毎月4コママンガを連載なさっています。
元々「ムー」の熱心な読者、いわゆる「ムー民」で、以前TBSテレビ「マツコの知らない世界」に出演し、「ムー」の魅力を熱弁なさっていました(笑)。
最後に・・・。
現在は、中古本をAmazonなどで購入可能です。
興味をお持ちの方は、ぜひ一度読んでみてください。
このブログの「試験に出ない英語手帳」シリーズと同様、入試や英検、TOEICなどには全く役に立ちそうにないですが・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。