2021年の大学入試共通テスト、受験生第一に考えているのか?

時事ネタ(夫)
時事ネタ(夫)

2020年9月28日(月)の朝のテレビニュースで、

「本日より、来年1月に行われる『大学入試共通テスト』の願書受付が始まりました。」

と報道されていました。

それまでしばらくの間は、全くと言っていいほど入試関連のニュースが報じられなかったので、

「もうそんな時期になったんだ・・・。」

と改めて気付きました。

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大騒ぎの末、変わったのは試験名だけ!

英語の民間試験活用、数学・国語での記述式問題の採用などが話題になりましたが、いずれも計画案の杜撰さが露見して、少なくとも来年は採用されません。

試験名のみが「センター試験」から「共通テスト」に変わるという、失笑モノの結末となりました。

英語の問題がよりリスニング重視になったことぐらいが、注目すべき変化でしょうか。

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日程の複雑さが大きな問題を引き起こす?

ただ、今から不安を抱かせるのが、試験日程です。

来年1月16日(土)と17日(日)の第一日程に加え、コロナ禍で学習スケジュールが著しく遅れた高校(校長が申請するらしい)の受験生については、1月30日(土)と31日(日)を第二日程の試験日とすることです。

主旨自体には頷ける部分もありますが、本来全員一斉にヨーイドン!で行うはずの共通試験を2回に分けることで、むしろ不公平が生まれるのではないでしょうか。

問題が変われば難易度や平均点も変わります。得点調整はできないでしょう。

また、1月中~下旬は気候の変わりやすい時期でもあり、大雪などで公共交通機関に遅延が出る恐れもあります。

第一・第二日程のどちらで受験するかで、結果に大きな影響が出るかもしれません。

そうした要素を運の問題として片付けていいのでしょうか。

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二次試験の出願状況、入試事務、私大受験にも玉突き的な影響!?

また、2週間違えば二次試験の出願時期もズレてきます。

二つの日程での平均点の差が大きかった場合、もし第一・第二日程で国公立大学二次試験の出願締切が異なれば、受験生の出願状況に大きく影響します。

締切を第二日程の方に合わせれば、各大学の入試事務にも大きな負担となるでしょう。

また、2月初めには、関西地方の私立大学の入試が始まります。そして関東などの私大がそれに続きます。

そういった様々な事情を考慮した上で、今回の決定を行ったのでしょうか?

コロナ濃厚接触者は受験可能だが、公共交通機関を使えない!

10月15日に発表がなされましたが、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者については、いくつかの条件の下、共通試験を受験可能となりました。

受験生にとってはプラスですが、条件の一つを聞いて唖然としました。

「濃厚接触者は、公共交通機関を利用して試験会場に来てはいけない。」

えっ・・・?じゃあ、自家用車で送迎してもらうか、徒歩・自転車・原付で来いということ?

最後に・・・。

確かに、今年のコロナ禍が入試スケジュールを大きく狂わせたことは、不可抗力だと言えます。

しかし、春から9月末までの流れを振り返ると、次のような疑問を抱きます。

文部科学省を頂点とする教育行政、特に文部科学大臣や高級官僚たちに、本当に受験生を思いやり、少なくとも精神的な負担を軽減してあげようという気持ちがあったのでしょうか?

日本各地の高校での、現場の先生方などの努力・苦悩を、中央つまり東京の国会議員や官僚は分かっていないか、もしくは分かろうとする気がないんだなという感じがします。

30年ほど前に大学受験を経験した者として、今年の受験生が気の毒でなりません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。