街角に立ってる人から雑誌「ビッグイシュー」を買おう!

皆様は

「THE BIG ISSUE」(ビッグイシュー)

という雑誌をご存知でしょうか?

「そんな雑誌、書店で見かけたことないけど・・・?」

とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

それは当然で、一般書店では販売されていません。

電車の駅前(大きなターミナル駅など)や繁華街の大通りなどで、「ベンダー」と呼ばれる販売者が売っているのです。

パンフレットのような冊子を掲げている人(ほとんどが男性)を見かけられた方が多いはず。

 

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イギリス発祥で、路上生活者や生活困窮者の自立支援が目的!

実はビッグイシューの販売者は皆、路上生活をしていたり、生活に困窮している人です。

ビッグイシューは、1991年(平成3年)にイギリスのロンドンで、第1号が発行されました。

大きな特徴として、

「単なる慈善事業ではない。」

という点が挙げられます。

販売者の人は、最初は無料で10冊を提供されますが、以降は有料で仕入れます。

雑誌が売れるごとに、一冊につき一定割合(50%超)の金額が販売者の取り分、つまり収入となります。

雑誌を販売することで収入を得て、自立への足がかりにしてもらうのが目的です。

 

イギリス以外でも発売、世界各国で同様の雑誌・新聞が創刊!

2021年6月現在は、イギリス以外の国(日本、韓国、台湾、オーストラリア、南アフリカ)でも発売されています。

また、ビッグイシューに影響を受けた同様の仕組みの雑誌・新聞(「ストリートペーパー」と呼ばれます)が、世界各国で創刊され、販売されています。

日本版は、2003年(平成15年)に大阪市で発行が開始されました。

NPOの代表を務められていた佐野章二さんが中心となり、

「有限会社ビッグイシュー日本」

を設立。

現在は12都道府県で販売されています。

 

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販売者は身分証を所持、『行動規範』を厳守。周囲に配慮して販売!

販売者の人たちは全員「ビッグイシュー日本」に登録し、顔写真及びナンバー入りの

「身分証」

を携帯しています。

そして、8つの

「行動規範」

を守ることが求められます。

周囲の人々や店舗・施設に迷惑とならないよう、配慮して販売しています。

私は今まで、ビッグイシュー販売者の人たちに関するトラブルは、一切見聞きしたことがありません。

 

内容のレベルの高さは、一般の雑誌顔負け!

「ところで、ビッグイシューは一体どんな内容の雑誌なんだ?」

という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

はっきり言って、侮れないレベルの高さです。

下手な大手出版社の雑誌顔負けの、濃い内容と言えます。

貧困などの社会問題はもちろんのこと、環境や教育、健康、LGBTなど、扱う題材は幅広いです。

日本版では、当然日本国内の問題も取り上げられますが、外国の問題も翻訳記事を通して知ることができます。

また、映画スターや人気ミュージシャンを始めとする、世界的著名人のインタビュー記事も毎号載っており、インタビューされた有名人が表紙を飾ることもよくあります。

 

日本も含め、世界中の著名人が登場!

私が以前買った号でも、

ベネディクト・カンバーバッチ(イギリスの映画俳優)

ジョン・ボンジョヴィ(アメリカのロックスター)

などがインタビューを受けていました。

他にも過去に、

ケイティ・ペリー(アメリカの人気シンガー)

グレタ・トゥーンベリ(スウェーデンの高校生環境活動家)

スパイク・リー(アメリカの映画監督)

などの、名だたる世界的著名人たちが登場しています。

外国の芸能人には社会活動に熱心な人も多く、ビッグイシューでは自分たちの活動も紹介してもらえるので、取材に積極的に協力してくれるようです。

日本版でも

真木よう子さん(女優)

Superflyさん(シンガー)

リリー・フランキーさん(作家、俳優など)

らの有名人が登場しました。

私が以前買った号では、乙武洋匡さんのインタビューが載っていました。

おそらく皆さん、ノーギャラまたはそれに近いのではないでしょうか。

 

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値段は若干高めだが、それに見合う内容!

大きさはA4版で、ページ数は30ページほどです。

価格は、当初は1冊200円でしたが、何度かの価格改訂を経て、2021年6月現在

1冊450円

となっています。

ページ数の割りには値段が高いと思われるかもしれません。

ただビッグイシューには、一般的な雑誌につきものの「広告」がありません。

「広告サポーター(団体・個人)」を募集してはいますが、広告枠が与えられるわけではなく、誌面の最後に団体名・個人名が掲載されるだけです。

運営資金も決して潤沢ではありません。

2020年(令和2年)からの、全国的な新型コロナウイルス感染拡大も、運営には大きな痛手となっているはずです。

そうしたことから、値段が若干高いのはやむを得ません。

しかし中身の質を考えれば、1冊450円でも高くはないと、個人的には感じます。

毎月2回、1日と15日に発売されますが、毎号買っても月900円です。

中身がスッカスカの有名人ヨイショ本や、自慢話満載のビジネス書を読むことに比べれば、安い投資と言ってよいでしょう。

 

興味のある内容の号だけ買うのもアリ!

もちろん、毎号必ず買わないといけないわけではありません。

興味を惹かれる内容の号だけ買うのもいいと思います。

販売者の人たちは、最新号だけでなくバックナンバーも数冊ずつ持ち運んでることが多いです。

かく言う私も、毎号欠かさず買ってはいません。

面白そうなバックナンバーを見つけた際、2~3冊まとめて買うこともあります。

 

販売者さんから買うのがベストだが、通信販売でも買える!

販売者さんが立っている場所は大体決まっていて、ビッグイシューの刊末にも掲載されています。

しかし当然ながら、朝から晩までずっと立ってはいません。

買う人の行動パターンも毎日同じで、販売者さんがいるタイミングと合わないことも多いのです。

ただ最近は、通信販売による定期購読やバックナンバー販売も行われています。

本来は、販売者さんから直接買うのがベストですが、コロナ禍の最中でもあり、こういう形で購入するのも、ビッグイシューや販売者さんたちの助けになるはずです。

以前は大阪市の梅田地下街に、ビッグイシュー最新号やバックナンバーを売っている、小さい販売所がありました。

しかし、地下街の大規模改装のあおりを受け、なくなってしまいました・・・。

 

最後に・・・。

ビッグイシューは

「人助けのため」

という大層な考えではなく(結果的に人助けになれば当然いいのですが)、

「雑誌として面白そうだから読みたい」

という考えで買えばいいと思います。

興味をお持ちの方は是非一度、街中の販売者さんから、またはビッグイシューのWebサイトからご購入いただきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。