危険と隣り合わせ!「ダモクレスの剣」の下で毎日をどう過ごす?

時事ネタ(夫)

皆様は「ダモクレスの剣」という言葉をご存知でしょうか?

昔からヨーロッパ文化圏で用いられてきた成句(=慣用句)です。

舞台は紀元前4世紀、古代ギリシアの植民都市シラクーザ(現在のイタリア、シチリア州にある)です。

支配者の権力を誉め讃えた若き家臣は・・・。

シラクーザの支配者(僭主という)だったディオニュシオス1世は、暴君として絶対的な権力を誇っていました。

ある時、若き家臣ダモクレスが、ディオニュシオス1世の栄華をうらやんで誉め讃えました。

後日、僭主はある宴席にダモクレスを招き、自分が座るべき王座に座らせました。

喜んで座ってみたダモクレスでしたが、頭上を見上げてみると、そこには一本の剣がぶら下がっていました。

しかも、吊しているのは細い毛髪一本のみという、危険な状態でした。

ダモクレスは、慌てて王座から離れました。

ディオニュシオス1世は、ダモクレスがうらやむ王者の座は常に危険と隣り合わせであることを、彼に示したのでした。

この逸話を基に、栄華・幸福の最中にも常に危険が迫っており、一触即発の状況であることを意味する言葉となりました。

アメリカ大統領だった故ジョン・フィッツジェラルド・ケネディー(JFK)が1961年(昭和36年)、国連での演説でこの成句を用い、核兵器の脅威について言及したことで、日本でも知られるようになりました。

2020年の日本の空にもダモクレスの剣が?

2020年(令和2年)10月現在の世界各国の状況は、まさしく「ダモクレスの剣」と同じ状況です。春先のようなパニック状態は収まったものの、根本的な解決策はまだ何一つ確立されていません。

日本の状況も同様です。

「今のところ」まだ欧米やインド、ブラジルのような感染拡大を経験していないだけであり、東京では今も200人前後の新規感染者の出る日が多いです。他の大都市でも毎日数十人単位の状況は続いています。

「もう一安心。」とは到底言えません。

それでも政府や官庁、一部の都道府県では、もう気が緩んだようで、イベント人数制限の緩和、GO TOキャンペーンの東京都への適用、住民投票の準備などで頭が一杯になっています。

しかし現在の状況など、新型コロナの今後の感染状況次第で、いとも簡単に覆されてしまいます。

アメリカでも、大統領は新型コロナ対策そっちのけで、11月初めの大統領選挙に全力投球してしまっていました。ところが、10月初めに大統領本人が新型コロナウイルスに感染という、ある意味コントのような状況となりました。

いくら「日米同盟」と言えども、日本がそんな呑気な態度までアメリカに追随しなくてもいいはずですが・・・。

最後に・・・。

国の「コロナと共存し、新しい日常を楽しもう!」のような雰囲気作りに誘導され、多くの日本人が再び浮かれ始めています。ウイルスってもう怖くないのかな?と錯覚してしまいそうです。

我々平民にできることはもはや、「ダモクレスの剣」を吊している髪の毛が切れないことを祈ることくらいしかなさそうです・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。