債権者がSNSから債務者の生活状況をチェックしている!

お金や法律などの話(夫)

ここ4~5年ほどで、Twitter、Facebook、InstagramといったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の利用者数が爆発的に増加しています。

最近はTik Tokのような動画発信サービスも普及しており、誰でも簡単に情報発信ができるようになりました。

しかし一方で、プライバシーに関わる個人情報の流出や、それによる精神的・経済的な被害も多数発生しています。

そして個人的に感じるのは、様々な事件を起こして警察に逮捕される「容疑者」たちに、SNS利用者が結構多いことです。

悪質・重大事件の容疑で捕まった人間が、テレビニュースの写真では満面の笑顔で食事を楽しんだり、友人とはしゃいだりしています。

それらの写真は、本人のSNSでアップロードされているものが多いです。

債務者がSNSで近況をアピールしている!

最近、債務者の中にも、SNSで自分の近況などをアップしている人が増えています。

それ自体は当然個人の自由で、債権者が口を挟む筋合いではありません。

しかし、債務者の返済状況によっては、そう呑気に構えていられない場合もあります。

返済が遅れがちになったり、滞ったりしているのに、Facebookなどではオシャレなレストランでの食事や、家族でキャンプに出かけた時の画像などを自慢げにアップし、自己アピールしている債務者が存在します。

「そんなことできる金があったら、こっちに金返せバカヤロー!」

と言いたくなります。

債権者がSNSで、債務者の生活を調査?

貸金業者や債権回収業者の回収担当者で、債務者のSNSを可能な範囲でチェックし、不良債務者が実は派手な生活をしていないか、調べている人は増えていると思います。

もしかすると、業者によっては法人名義でアカウントを取得するなどして、担当者たちが定期的に調査している所もあるかもしれません。

私が勤めていた債権回収の部署では、ある担当者が自分の担当する不良債務者(返済を滞らせ、呼出や督促にも反応がない)につき、自分のSNSで調べたところ、その債務者もアカウントを持っていることが判明しました。

自分の楽しそうな写真をアップしている中に、高級国産車を乗り回している写真があったそうです。

激怒した担当者は、自動車の動産差押を計画しましたが、事情により差押は断念しました。

しかしSNSから判断する限り、ある程度生活に余裕がありそうだったので、訴訟を申立し、その後に預金差押も予定しているという話を聞きました。

最後に・・・。

他にも、TwitterやFacebookなどで、新しく(債権者には内緒で)始めた商売(飲食店など)をアピールしている債務者もいます。

しかし、そうした行為は、債権者に自分の秘密を白状しているのと同じことです。

借金を返さないまま、何事もないかのように楽しく生活するなどということは、債権者の側からすれば許すまじきことなのです。

ただ、そういうプライバシーの意識が薄い債務者がいるからこそ、債権者も回収の糸口が見付けられるわけですが・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。