「OOPArts」・・・?
意味どころか、何と読むかも分からない・・・。
そして、なぜ大文字と小文字が混ざっている?
今回ご紹介する言葉は、私の持っている電子辞書では載っていませんでした。
日常会話では、まず使う機会がありません。
また、英検やTOEICなどでこの言葉が出て来ることがあれば、文章の内容は非常にマニアックなものでしょう。
ちなみに、この言葉の読み方をカタカナ表記すると、
「オーパーツ」
となります。
「オーパーツ?面白そう!」
と反応なさった方は、ほぼ100%の確率で
「都市伝説・超常現象」
ファンの方でしょう。
『OOPArts』は実は略語!
「OOPArts」(オーパーツ)は
「Out Of Place Artifacts」
の略語です。
日本語では
「場違いな工芸品」
となります。
とは言っても
「四畳半一間の部屋に置かれている、九谷焼の壺」
といった意味ではありません。
世界各国の遺跡などから出土した工芸品の中には、
「どう考えても、昔の文明のレベルでは作れるはずのない」
物があります。
そうした工芸品を「OOPArts(オーパーツ)」と呼びます。
マニアたちには『頻出単語』?
そのため、
「太古の人類は、現代よりもはるかに高度な文明を持っていた。」
「他の星からやって来た知的生命体(エイリアン)が、古代の地球人に科学技術・知識を教えた。」
などの説が語られるようになりました。
「やりすぎ都市伝説」
「学研 ムー」
などで扱われる話題です。
そういうネタが大好きな人たちの間では、「オーパーツ」はいわば
「頻出単語」
の一つです。
このブログで以前ご紹介した
「ムー公式 実践・超日常英会話」
(宇佐和通:著、石原まこちん:絵、学研)
でも、「OOPArts」は当然のように解説されています。
学研の月刊「ムー」と言えば、創刊40年を超える老舗雑誌です。学研という超おカタい出版社にもかかわらず、心霊、UFO、UMA(未確認生物)、古代文明、陰謀論、秘密結社・・・などなど、オカルト的なテーマを専門に扱う、マニアックな雑誌とし[…]
個々の単語の意味は?
大修館書店 ジーニアス英和辞典によると、「out of place」は
(1)本来の場所から外れて(外れた)
(2)不適当な、場違いの
といった意味を持ちます。
反意語は「in place」で、
(1)いつもの所に、きちんとしている
(2)〜に適した、当を得た
(3)(法律・政策などが)機能している
という意味になります。
「artifact」(イギリスでは「artefact」)[άɚṭɪf`ækt(米国英語), ˈɑ:rtʌˌfækt(英国英語)]は、
「工芸品」(考古学で用いられます)
を表します。
最後に・・・。
世界には、まだまだ我々人間には計り知れない、不思議な物事が多数存在します。
私も含めた「都市伝説・超常現象」ファンにとっては、当分の間ネタが尽きることはないでしょう・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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