こんにちは。husband(@kumafumoblog)です。
21世紀は本当にありがたい時代です。
「えーと、あれ何だったっけ?」
「あの映画、どんな題名だったっけ?」
などと思ったら、インターネットで検索すればほぼ何でも答えが見つかります。
あらゆるジャンルの専門家やマニアの人たちが、サイトやブログで詳しい情報を書いてくれているのです。
子供の頃読んだマンガの内容は、遠い記憶の彼方に・・・。
40~50代の元・子供にとって、子供の頃読んでいたマンガの内容を100%覚えていることは、まずありません。
結構熱心に読んでいたはずの作品でも、ストーリーの一部が記憶から抜け落ちていたり、クライマックスやラストシーンを思い出せないというのは、度々あります。
30~40年前の記憶など、正確に再現すること自体がある意味無理な話です。
子供の興味はころころ変わる!
また、小学生くらいの時期は興味が次から次へと変わり、定期的に買ってもらい読むマンガ雑誌も、色々変遷していきます。
例えば男子で「ジャンプ」一筋、女子で「マーガレット」しか読んだことがない、という子供は少ないはずで、大抵の子は色々な雑誌に目移りし、浮気していきます。
かく言う私もその一人で、我々世代(特に男子)が必ず一度は読んだはずの小学館「コロコロコミック」も、それほど長い間購読していたわけではありません。
おそらく、小学3~5年生くらいまでの2年ちょっとだったと思います。
それ以降は「ジャンプ」、「サンデー」、「マガジン」を始めとする、「100%子供向け」ではない雑誌に移って行きました。
異色作『とどろけ!一番』は勉強マンガだった!
そんな私が「コロコロコミック」で細かくは覚えていませんが、強いインパクトを受けた作品が
「とどろけ!一番」
です。
何がインパクトだったのかと言うと、主人公やライバルたちがテスト、すなわち勉強の試験で対決するという「勉強マンガ」だったからです。
当時は自分も同級生も、進学塾に通っている子などほとんどいませんでした。
主人公の轟一番(とどろき いちばん)が名門中学合格を目指し、受験塾の様々な模擬試験で満点を狙うという話でした。
そして、一番が使う技(?)も記憶に刻み込まれました。
「秘技・二枚返し」
という技で、両手で鉛筆を持ち、別々の問題を同時に解いていきます。子供心にも
「そんなバカな・・・。」
と思ったものですが、ライバルも次々登場して、無茶苦茶な対決を繰り広げる展開に喜んでいました。
途中から読まなくなり、40年近く経った・・・。
しかし、前述のように学年が上がると、「コロコロコミック」そのものを読まなくなり、「とどろけ!一番」も途中からのストーリー展開は知らないままでした。
大人になって、昔読んだマンガの思い出を語り合っても、「とどろけ!一番」を覚えている人はほぼ皆無でした(ある意味当然ですが)・・・。
「二枚返し」の話も、特に盛り上がることはありませんでした。
最近になって、ブログのネタを考えている際に、「とどろけ!一番」を思い出しました。
早速ネット検索してみると、作者は後に「つるピカハゲ丸」をヒットさせた、のむらしんぼ先生だったことを初めて知りました。
最後に・・・。
また、今まで書いてきたように、最初は「勉強マンガ」だったのですが、後半は何と
「ボクシング」マンガ(!?)
へと強引に路線変更されていたことも知り、驚くと同時に沈黙してしまいました・・・。
この路線変更と、他の作品をパクったような展開(同時期、週間少年ジャンプに連載されていた「リングにかけろ!」だそうです)に読者からのクレームが殺到する事態となり、連載終了という「少年ジャンプ」的な結末を迎えました。
「世の中には、知らない方が良かったこともあるんだ・・・。」
と、子供時代の思い出にケチが付いた中年男は思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。