我が家では、新聞を取っていません。
たまに勧誘が来ても、即座に断っています。
新聞がなくて困ったことは、一度もありません。
現代のネット社会では、必要な情報は新聞以外からも得られるからです。
しかし、嫁や私の実家では、今でも新聞を取っています。
両方の実家に行った時は、朝刊や夕刊を流し読みしています。
新刊本の広告に目が行くが・・・。
どの新聞も、広告の占める割合が年々増えているようです。
私は読書が好きなので、出版社の新刊本発売の広告に、結構目が行きます。
大手出版社だと、かなり大きいスペースで派手に宣伝している場合もあります。
ただ、そうした大掛かりな広告の中には、私が興味を惹かれる本はあまり見つかりません。
新聞第一面の下部にも、本の広告がある!
むしろ、新聞(朝刊)の第一面の下部にある広告に、
「これ面白そうだな。」
と思う本を見つけることが多いのです。
もちろん大手の本が載っていることもありますが、多くは
中小出版社
の新刊などの宣伝広告です。
紙面の下から4分の1ほどのスペースに、5〜6社の広告が掲載されています。
紹介文は、限られた字数で興味をそそる!
当然写真などなく、かなり限られた字数で本の内容を紹介せざるを得ません。
そのため、出版社側も紹介文の文章には、かなり力を入れているはずです。
出版社のそうした熱意が文面に表れるのか、興味をそそる紹介文が多いのです。
すぐにネット検索できる今とは違い、昔は他にその本の情報を得る手段がありませんでした。
実際に買って読むしかなかったのです。
現代でも、中小出版社の本については、ネット検索してもさしたる情報が出ていないことが多いです。
出来のいい紹介文は、今でもやはり効果を発揮しそうです。
売れ行きより内容を優先する、気骨のある出版社が多い!
また中小出版社には、世の中におもねる
「売らんかな主義」
ではなく、
「いい内容の本を出版する」
ことを優先する、骨のある会社が多いです。
マニアックな題材を扱っていたり、ページ数の多い分厚い本ばかり出していたりと、特色のある出版社も多数見られます。
私自身がはっきり言って
マニア気質
の人間なので、変わったタイトルやテーマの本に反応しがちです。
第一面広告で見つけた本は、『掘り出し物』率が高い!
私が実家暮らしをしていた頃は、第一面の下の広告で見つけた本を、書店で買うことが時折ありました。
非常に面白く、
「掘り出し物」
と言える作品に出会える確率が、結構高かった印象があります。
一人暮らしを始めてからは、新聞を取らなくなりました。
そのため、実家に戻った時は、新聞の第一面で新刊チェックをする癖が付いていました・・・。
最後に・・・。
読書好きの人の多くは、直接書店へ足を運び、あちこちの売り場を巡って本探しをするのが好きなはずです。
しかし、ここ2年近くはコロナ禍の影響で、本屋巡りを我慢していた人が多いでしょう。
今後もまた
「外出自粛」
が叫ばれ、書店が時短営業や休業という事態になった場合、ご自宅で新聞をお取りの方は、第一面の本の広告を是非ご覧ください。
貴方にとっての「掘り出し物」が見つかるかも・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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