アントニオ猪木は、なぜイラクで気に入られたのか?

2022年(令和4年)10月1日、

アントニオ猪木さん

が天国に旅立たれました。

享年79。

猪木さんについては、ここで詳しく語るまでもないでしょう。

プロレスラーとして大活躍し、昭和のプロレス黄金時代を築き上げた人です。

 

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参議院議員を二期務め、イラクや北朝鮮にも渡航!

また、1989年(平成元年)と2013年(平成25年)の二度、

参議院議員選挙

で当選。

湾岸戦争直前の1990年末、イラクに事実上人質として留め置かれていた、在留邦人の解放に自腹を切って尽力しました。

また、日本と国交がなく、拉致問題で対立する北朝鮮にも度々渡航。

近年まで、スポーツなどを通じた交流を試みていました。

 

一国会議員が、なぜイラク政界と太いパイプを?

そんな猪木さんは、イラクの政府要人や外交関係者と太いパイプを築きました。

きっかけは上記の通り、イラクの日本人解放に向け、

イラクの首都バグダッド

に赴いたことです。

当時のサダム・フセイン大統領との面会こそ叶いませんでしたが、大統領の息子などと会談。

最終的に、日本人全員を解放するとの約束を、大統領から取り付けました。

ただ、日本では誰もが知るスーパースターでも、国際政治・外交の世界では、一国会議員に過ぎません。

そんな猪木さんが、なぜイラクのフセイン政権を動かせたのでしょうか?

 

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『格闘家』は尊敬される!?

第一に、プロレスラーすなわち

格闘家

ということで、尊敬の念を得られたというのが定説です。

野球やバスケットなどと違い、格闘技は中東でも盛んです。

また猪木さんは1976年(昭和51年)、新日本プロレスのパキスタン遠征を行っています。

そのため、中東でもある程度の知名度があったと思われます。

 

自腹で乗り込んだ男気に感動?

第二に、外務省の反対を押し切り、自費でチャーター機を手配してイラクに乗り込んだことでしょう。

ちなみにチャーター機は、駐日トルコ大使の仲介により、トルコ航空が運航しました。

そうした猪木さんの

男気

に、イラクの政府関係者が心を動かされたことは、想像に難くありません。

 

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日本人離れしたガタイとルックスで圧倒?

第三に、猪木さんが

身長190cm、体重100kg超の巨漢

だったことでしょう。

日本人政治家の典型的イメージを吹き飛ばす、インパクト抜群のガタイです。

そして、あの独特の顔立ち。

一度会ったら、絶対に忘れない外見です。

人脈作りに、大いにプラスに働いたはずです。

そして、

「こいつを邪険に扱ったら、暴れ出してプロレス技をかけられるかもしれない・・・。」

と、相手側に思わせていたかもしれません(笑)。

 

四つ目が、実は一番重要?

ここまでの三つの点は、マスメディアでもよく語られてきました。

しかし、実はもう一つ大変重要な理由があると、個人的に考えます。

一体何なのか?

それは

「よく食べる」

ことです・・・。

「よく食べるのと、政治と何の関係があるんだ?」

との疑問を抱かれる方も多いでしょう。

これから説明していきましょう。

 

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高齢の政治家は、外国の料理に馴染めないことも・・・。

イラクの料理は、独自の特徴ももちろんありますが、同じ中東の

アラブ料理

トルコ料理

とかなり似ています。

米を使った料理もあり、日本人にも馴染めそうです。

しかし、例えばフランス料理やイタリア料理に比べると、イラク料理の世界的な知名度はイマイチです。

外国人が初めて食べるには、少しハードルが高いかもしれません。

ましてや、各国の政治家は概して高齢です。

普段食べ慣れない食事を食べると、脂っこかったり辛味が強かったりして、体調を崩すこともあるそうです。

ニュースでもたまに、

「○○国の△△大臣が、晩餐会で体調不良に。」

などと報じられます。

 

猪木さんの食べっぷりにビックリ!そして好感を?

ところが猪木さんは、招かれた食事会で出されたイラク料理を

残さず平らげました。

そして、おかわりを頼んだそうです・・・。

イラク側は驚くとともに、大いに喜んだという話を、テレビかラジオの番組で聞いたことがあります。

外国の人が梅干や納豆、刺身などを好んで食べると、日本人も親近感を覚えます。

イラクでも同じことなのでしょう。

自分の国の料理を完食し、おかわりまで要求する・・・。

そういう外国人に対して、

「こいつはいい奴だ!」

と好感を抱いてもおかしくありません。

 

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『飯をいっぱい食う奴は気に入られる。』は万国共通?

日本では、高齢の方々(特に男性)にそういうタイプが多いと感じます。

出された食事を勢いよく、たくさん食べると

「君、いい食べっぷりだな!」

と褒められ、おかわりを一方的に出されます(笑)。

そういう意味では、世の東西を問わず

「飯をいっぱい食う奴は気に入られる。」

という世界共通の真理があるのかもしれません。

猪木さんは知ってか知らずか(多分知らずにでしょうが・・・)、そこを突破口として、イラク政府のガードを下げさせたのでしょう。

そしてそれが、在留邦人の解放へとつながったのだと思います。

 

最後に・・・。

今後、日本の政府要人が外国、特に外交問題を抱える国を訪問する場合、

石塚英彦さん

ギャル曽根さん

を始めとする大食い芸能人を、政府関係者として随行させるべきです。

彼らの豪快かつ爽やかな食べっぷりを見た後なら、相手側も多少腹を割って話をしてくれそうな気がします・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。