このブログでも何度かご紹介していますが、㈱クレタパブリッシングから雑誌
「昭和40年男」(奇数月)
「昭和50年男」(偶数月)
が、一月おきに交互に発行されています。
両誌とも、書名プラスマイナス5年ほどの間に生まれた男性たちにとっての
「懐かしネタ」
が満載です。
『40年男』も『50年男』も今の日本に責任あり!
2021年(令和3年)6月現在、「昭和40年男」世代の男性たちは、勤め人であれば会社人生のゴール手前にいるか、既にゴールして再雇用で働いている人が大部分でしょう。
「昭和50年男」世代の男性たちは、会社人生の真っ只中にあり、重要な仕事を任されるが責任も増大する、そんな世代でしょう。
両世代の人たちに共通するのは、
「現在の日本の形をある程度造ってきた」
という点です。
個人レベルで言えば、そんな意識を持っている人は非常に少ないでしょうが、これらの世代(私もその中に含まれます)は間違いなく
「令和ニッポンの今」
に大きな責任を負うべき立場にあります。
政治家や官僚でなくとも、もっと違った社会にできたはず・・・。
我々両世代の人間が社会に出て、およそ20~40年が経過しました。
もちろん、政治家や官僚にでもならなければ、法律や経済、外交などの枠組みを作る仕事には携われません。
しかし、国会~地方レベルの議員や自治体の首長を選ぶ選挙には、20歳(現在は18歳)になれば関与できたはずです。
また、社会全体の空気・雰囲気の醸成に大きな役割を担ってきたのも、我々世代です。
令和ニッポンの現状を
「どうだ!我々の努力の成果だ!」
と自信を持って言える人はどれだけいるでしょうか?
政治の堕落、格差の拡大、教育水準の低下などなど・・・いずれも本来は、現在40~60歳辺りの人間が歯止めをかけるべきでした。
昭和40~50年『女性』たちは、機会すら与えられなかった!
「男性だけでなく、同年代の女性にも責任がある!」
という意見もあるでしょう。
確かに、女性たちにも責任の一端はあります。
しかし、日本は今なお
「男性優位社会」
のままであり、男性は女性の能力を認めようとして来ませんでした。
そのため、「昭和40年女」、「昭和50年女」世代の女性たちが現状打破を試みようとも、できない状況にありました。
諸外国(特にヨーロッパ)では、女性が国や自治体、企業などのトップや幹部を務めることが当たり前になっている中、日本はぶっちぎりで後れを取っています。
『平成元年』世代は、男女関係なく責任重大?
「昭和50年男」から10年ほど後の世代は、雑誌のタイトル風に言えば
「平成元年男」
とでもなるでしょうか。
年齢層は27歳~37歳前後になります。
社会に出てそろそろ中堅に差し掛かる頃の年代で、あと10年ほどすれば上の世代からバトンを受け取ることになります。
この世代は
「ゆとり世代」
「さとり世代」
が入り混じっており、十把ひとからげにすることはできません。
しかし、これからの日本の行く末を決めることになる、実は非常に大事な世代です。
もはや「女」も「男」も関係ありません。
「平成元年世代」
として、これまでの数世代(私もその中の一人です。スイマセン・・・)が没落させかけている日本社会を立て直す役割を、否応なしに担わされているのです。
最後に・・・。
少子高齢化、労働人口の減少、市場の縮小、非正規雇用の増大、貧困の深刻化、社会財源の縮小、国際競争力の低下などなど・・・。
ここでは書き切れないほど、これから日本を待ち構える問題は山積しています。
残念ながら、現在の政府・官庁にそうした問題を解決できる能力はなく、また解決しようという熱意も見当たりません。
「昭和40年男」、「昭和50年男」たちがボンクラだったツケは、現在最悪レベルにまで溜まっています。
誠に申し訳ないかぎりです。
「平成生まれ世代」
の皆様には、今後一層のご尽力をお願いする次第です。
うだつの上がらない、「昭和40年男」世代の一人として、伏してお詫び申し上げます・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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