「green」とはどういう意味?
そんなの「緑色」、「緑色の」に決まってる!
確かに、そうした意味で使われることがほとんどです。
しかし、この「green」という単語には、意外と多くの意味があります。
また、名詞や形容詞だけでなく、他動詞や自動詞としても用いられます。
ここで全ての意味を羅列しても仕方がないので、知っておくと役に立つ(かもしれない)ものをいくつかご紹介します。
若者に対してよく使われる!
大修館書店 ジーニアス英和辞典では
「未経験の」
「未熟な」
「世間知らずの」
という日本語訳が載っています。
研究社 新英和中辞典では
「未熟な」
「うぶな」
「青二才の」
という日本語訳になっています。
例文として
「He is (as)green as grass.」(彼は全くの青二才だ。)
「You’re still green.」(君はまだ青いね[未熟だね]。)
「a green hand」(未熟者)
などが挙げられます。
果物に用いる場合は、
「熟していない」
「青い」
となり、
「green apples」(青りんご)
のように使われます。
昔、アメリカの人気テレビドラマで
「THE X-FILES」(X-ファイル)
という作品がありました。
その中で、主人公のモルダー捜査官に対し、新米捜査官が
「Of course I’m green, but ~.」(確かにぼくは青二才です。しかし~。)
と反論していました。
このシーンを観て、「green」のこの用法を覚えました。
世界の潮流に合わせた使い方も!
他には
「(商品などが)環境に優しい」
「(政策などが)環境保護主義の」
という意味も持ちます。
the Green Party(イギリス)
the Greens(ドイツ、フランス)
と、頭文字が大文字になると
「緑の党」(環境保護を重視する政党)
という意味になります。
他動詞としては
「(~を)緑色にする」
「(~を)緑化する」
「(人や社会の)環境への意識を高める」
「(政府や政党の)環境政策を変えさせる(良い方へ)」
となります。
自動詞としては
「緑色になる」
という意味になります。
最後に・・・。
日本でも以前から
「green politics」(環境保護政策)
の推進が求められてきましたが、実態は全く反対の方向に進んでいます。
どこかの大臣が失笑を買っていた
「sexy」
な政策よりも、
「green」
かつ
「clean」
な政策が、これからの日本には不可欠なのですが・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。