「lock, stock, and barrel」一体どういう意味?試験に出ない英語手帳(第20回)

英語・その他外国語(夫)

「lock, stock, and barrel」?単語一つ一つは、さほど難しくありません。

lock =鍵、stock =在庫、barrel =樽 です(一般的な日本語訳)。

「なるほど!鍵の在庫を樽に入れて保管する!」 残念・・・。

研究社 新英和中辞典によると

「全部」、「どれもこれも」 という訳語になります。または

「すっかり」、「何から何まで」とも表現できます。

この熟語の語源としては、

lock(引き金)+ stock(銃床)+ barrel(銃身)= 銃一丁(完成品)= 「全部、一切合切」

となることだとされています。

この熟語に「あれ、教科書や辞書じゃなくて、どこかで聞いた言葉だな・・・。」と思った人は、英語はともかく映画には詳しい人かもしれません。

1999年(平成11年)夏に日本でも公開された映画

「Lock, Stock, and Two Smoking Barrels」
(ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ)

の題名は、この熟語に引っ掛けたものです。

監督はイギリス人のガイ・リッチー。

後にあのマドンナと結婚した(現在は離婚しましたが・・・)人です。

この作品の後、ブラッド・ピット主演の「Snatch」(2000年(平成12年))などを監督しましたが、この映画が彼の出世作となりました。

この映画には、二丁の古い銃が登場します。

そのため、私は

「それで”Two Barrels” になっているのか。」

と思っていました。

しかし、最近インターネットで検索していると、

a sawn-off shotgun という銃があるとの記載を発見しました。

この銃は引き金、銃身とも二つあって、一度に2発発射できる「double barrels」になっているそうです。

銃を発射した後、二つの銃口からまだ煙が出ている状態なので、「Two SmoKing Barrels」である

との説明に納得しました。

つまり、「銃が二丁」ではないそうです。

ガイ・リッチー監督がこのことを知っていたかは不明です。

しかし、こういう面白い題名を考えつくくらいですから、それを承知であえて銃を二丁登場させたのかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。