日本は、自然災害が割と多い国です。
島国であり、地理的要因や地形などの影響を大きく受けます。
毎年、公共工事に湯水のごとくお金を注ぎ込んでいますが、防災関連インフラの改修整備がほとんど進んでいません。
そのため、台風・大雨による河川の氾濫や、土砂災害などが次々と発生します。
災害による死者数は、世界の中でも多い方です。
『防災』の準備具合は、人によって大きな差が!
皆様のご自宅で、
「防災」
の備えはどの程度なさっているでしょうか?
1995年(平成7年)1月17日の
阪神・淡路大震災
2011年(平成23 年)3月11日の
東日本大震災
を始めとする大規模災害が、ここ30年の間にいくつも起きています。
実際に被害を経験なさった方々は、防災の準備をしっかりなさっているはずです。
しかし、直接の被害がなかった人々の多くは、防災準備の必要性を頭では分かっていても、準備が疎かになりがちです。
熱海の土砂崩れ災害を機に、防災意識に目覚めた!
かく言う私も、2021年(令和3年)の夏までは、そうした人々の一人でした。
いわゆる「防災グッズ」は、家に何一つないという有様でした。
そんな私が急に大きな危機感を覚えたきっかけが、同年7月に起こった、静岡県熱海市での土砂崩れ災害でした。
観光地の風情ある光景が、一瞬にして変わってしまう様をニュース映像で観て、なぜか突然防災意識に目覚めたのでした。
最初に『防災リュック』を購入!
早速、本やインターネットで、防災グッズの情報を集め始めました。
まず定番として挙がるのが
「防災リュック」
です。
リュック自体はごく普通の物ですが、中に20〜30種類の防災グッズが入っています。
Amazonや楽天などのネット通販サイトで、「防災リュック」とキーワードを入れて検索します。
すると、無限に近い品数に圧倒されます。
値段は
数千円〜3万円台と、幅広いです。
私はあるメーカーの物を選びましたが、価格は13,000円ほど。
嫁と私の二人分を注文しました。
自分の好みで中身をカスタマイズ!
ただ、これで一件落着とはなりません。
Amazonのレビューで多くの方が書かれていましたが、防災リュックの中身の全てが満足のいく物とは限りません。
人それぞれですが、
「もっと品質・性能のいい物に替えたい。」
と思う場合が出て来ます。
その場合は、自分で別の物を買って入れ替えたり、追加します。
自分流にカスタマイズするのです。
玄関そばにバールを置いておく!
また、リュックに入れておく物以外にも、家の中に備えておく物も必要となります。
私がまず最初に買ったのは
「バール」
でした。
地震の強さによっては、家の玄関ドアが歪んでしまい、開けられなくなる恐れがあります。
そうした時に、バールで「てこの原理」を使いドアをこじ開けます。
Amazonなどでも、様々な種類の商品が売られています。
価格は2,000円前後です。
思っていたより安いです。
最初は、長さ90cmほどの一番長いサイズを買おうと思いました。
しかし、あまり長過ぎても、いざという時に使いにくいかもしれません。
考えた結果、
長さ75cm
のバールを1本買いました。
それでも重さは2kgほどあります。
玄関の靴箱の横に立て掛けています。
懐中電灯は各部屋に一本置いておく!
次に買ったのは、ハンディー型の
懐中電灯
でした。
もともと家には、実家から持ってきた古い懐中電灯(ちょっと大きめのサイズ)が一本あり、寝室に置いていました。
それに加え、かなり小さめの懐中電灯を二本買い、各部屋に置いています。
一本1,500円ほどです。
『防刃手袋』もあった方がいい!
「手袋」
については、防災リュックに入っていることが多いです。
しかし、ビニール製の使い捨てタイプ数枚ということがほとんどです。
家の外で行動する場合、そうした薄手の物はすぐ破れてしまうこともあり得ます。
そこで、
「防刃手袋」
を2セット買いました。
女性で手が小さめの方には、Lサイズよりも
Mサイズ
の方がピッタリ合います。
手袋は、リュックの中に入れています。
スマホよりも小型ラジオで情報収集!
災害情報を入手する際、スマートフォンよりも
「小型ラジオ」
の方が確実という意見が多いです。
ラジオに関しても、防災リュックに入っていることがほとんどです。
ただ、ちょっとチャチな感じの物が多く、実際に使うには不安を覚えます。
小型ラジオは、ソニー製の商品が
1台3,000円〜4,000円ほど
で買えます。
リュックの中の物と交換するのもいいでしょう。
私の場合、家にソニーの小型ラジオ(実際に使っていました)と、同じくソニーのライターサイズのラジオ(何かのもらい物)が1台ずつありました。
それらをリュックの中に入れました。
大雨の中での視界確保に『ゴーグル』を!
そして、大雨の中で屋外に出る際のことを考え、
「ゴーグル」
も買いました。
もちろん水泳用の物ではありません。
建築現場や山林などで、粉塵・花粉などから眼を保護する、メガネ型のゴーグルです。
非常に軽量で、着けてみても違和感がありませんでした。
助けを呼ぶための『ホイッスル』も用意!
最後に、つい最近買ったのが
「ホイッスル」
です。
生き埋めになった場合などに、助けを呼ぶために使えます。
私は
「ウインドストームホイッスル」
という商品の2つ入りセット(1つだけ買うより少し割安)を、Amazonで買いました。
まだ試し吹きをしていませんが、かなり大きな音が出るそうです。
アメリカの軍隊や警察で採用されているというのが売り。
2つ入りセットで、約1,800円です。
最後に・・・。
他にも、保存食セットを押入れに保存しています。
色々な物を比較・検討して揃えていくのは、人によっては面倒と感じられるかもしれません。
しかし、いつ災害が発生するかは、誰にも分かりません。
いざ緊急事態になってからでは、もう手遅れです。
できるだけ早いうちに、最低限の備えはしておくべきでしょう。
できれば、一生使わないままというのが理想ですが・・・。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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