21世紀の大阪で、地上げの手口がエグかった!?

令和の世を生きる若者たちに、

「地上げ屋」

という言葉は、どれほど通じるでしょうか?

つい先日も、昔は通じたが今は若者に通じない

「死語」

に関する記事を書きました。

 

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バッグを虫眼鏡で見る女性

 

この「地上げ屋」も、10代〜20代の若者には

「何を売ってるお店ですか?」

と聞かれるかもしれません。

 

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『地上げ屋』はバブル期に暗躍!

「地上げ屋」とは、

・再開発されそうな地域の土地を買い漁り、高値で売却する

・開発業者(デベロッパー)の依頼を受けて、対象区域の地権者と売買交渉を行う

集団のことです。

地価を上げることで利益を得ようとすることから、「地上げ屋」と呼ばれます。

大抵は法人組織の形をとっていますが、実態はヤクザ絡みの人間の集まりです。

売却に反対する地権者、立ち退きを拒む賃借人に対し、嫌がらせや脅迫を行ったり、時には放火事件まで起こしました。

1980年代半ば〜1990年代初頭辺りまで、すなわち

「バブル景気」

に日本社会が浮かれていた頃が、地上げ屋が最も暗躍していた時期でした。

 

21世紀の再開発にも、地上げ屋の影が・・・。

バブル崩壊と共に、地上げ屋の大部分も姿を消して行きました。

しかし数は少ないながら、21世紀の現代でも、地上げ屋はまだ存在しています。

日本各地で計画・実行されている再開発プロジェクトの裏側にも、地上げ屋の影がチラついているそうです。

 

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大阪の再開発地域に、老舗の花屋が・・・。

大阪府の某所は、21世紀初頭に大規模再開発が実施され、街の風景が大きく様変わりしました。

多くの若者たちが集まる

「オシャレタウン」

へと変貌を遂げました。

その中の一角に、一軒の花屋がありました。

かなり古くから、その地で営業していたのでしょう。

建物は、かなり老朽化した二階建て。

周囲ビルや小綺麗な店舗に比べると、はっきり言ってボロい感じでした。

しかし、店頭や店内はセンスの良いレイアウトで、自然を感じさせる雰囲気でした。

プレゼント用の鉢植えや花束などが大きな売りで、休日などは女性中心に多くの客で賑わっていました。

テレビや雑誌で紹介されたこともありました。

私たち夫婦も、贈答用の鉢植えを買ったことがあります。

 

その花屋を久しぶりに訪れてみると・・・。

今から3年ほど前、まだコロナ禍に見舞われる前でした。

ある祝日の日、夫婦で用事に出かけた際、およそ1年ぶりにその街へ足を伸ばしました。

そして、件の花屋のそばを通りかかりました。

立地の良い場所だったので、

「今日もお客で混雑してるのかな。」

と思いながら、その店の前へと歩いて行きました。

嫁と私は驚きました。

シャッターが下りていたのです。

時間帯はお昼過ぎ。

祝日だったので、定休日という訳でもなさそうです。

臨時休業かなと思いましたが、シャッターには貼り紙一枚もありませんでした。

よく見ると、店の上方の看板が外れてなくなっていました・・・。

 

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店のすぐそばに、思いがけない店が・・・。

「これって・・・。閉店してしまったのかな?」

嫁と私は、顔を見合わせました。

繁盛している店でも、経営実態が思わしくなく、閉店を余儀なくされるケースは多々あります。

「ここも、その一例だったのかな・・・?」

そう思いながら横を向いたところ、思いがけない光景を目にしました。

2軒隣に、以前はなかった、3階建てのビルが建っていました。

そこは1階〜3階が全て、ある

「焼肉店」

の店舗になっていたのです。

花屋跡の真隣は、同じように小さい建物でした。

なので、花屋のすぐ横と言っても差し支えない距離でした。

いくら臭いや煙などの対策をしたとしても、花屋のすぐ近くで焼肉店を営業されては、花屋の営業に支障が出たはずです。

ちなみに真隣の建物にも、テナントは入っておらずシャッターが下りていました。

 

もしかして、地上げの手口だった?

私の頭には、嫌な想像が浮かびました。

「これってもしかして、花屋を閉店させるための手口だったんじゃないか・・・?」

実はその花屋は、角地に建っていました。

そこと隣の建物さえなければ、結構まとまった区画が確保できそうでした。

そして、いつの間にか出来ていた焼肉店も、名前を聞いたことのない店でした。

周囲には、大阪や関西で名を知られた飲食店、あるいは東京で大人気の飲食店が多数支店を出しています。

無名の焼肉店が出店できるような場所ではないはずですが・・・。

そのエリアは、再開発の前に「地上げ」が行われ、怪しげな連中が蠢(うごめ)いていたとの噂が飛び交っていました・・・。

 

最後に・・・。

当時と同じ連中が、工作を行ったとは考えられません。

しかし、再開発を主導した某大手デベロッパーにとっては、あの花屋(おそらく、土地売却は拒否したはず)は邪魔な存在だったでしょう。

デベロッパーには、都合の良い状況になりました。

ただ、あくまでも私の個人的な想像(もしくは妄想)に過ぎません。

真相は、全くもって不明です。

ですが、そういった想像・妄想・邪推が、真実を突いていることはよくあるものです・・・。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。