こんにちは。husband(@kumafumoblog)です。
テレビ・ラジオや新聞・雑誌などのマスメディアで、いつの時代も一定数のポジションが用意されているのが
「毒舌家」
です。
「毒舌タレント」
「毒舌評論家」
など、様々な分野に毒舌、すなわち他人に対する厳しい意見で売っている人間が存在します。
世の中には、そうした人間たちの毒舌に溜飲を下げる
「ストレスが蓄積された人たち」
が多いのでしょうか?
令和の時代にも、毒舌家はあちこちで出没!
21世紀、令和の日本でも、マスコミやインターネット上に「毒舌家」たちがウヨウヨしています。
政治・経済から芸能・マンガに至るまで、あらゆる物事や人物をメッタ斬りしていきます。
特にテレビによく露出している人間は、当然アンチも多いのですが、固定ファンも多く、あちこちの番組に顔を出しています。
ほとんどの人間は、真の『毒舌家』ではない!
私は個人的には、「毒舌家」が嫌いではありません。
しかし、マスコミに出て来るほとんどの毒舌家が嫌いです。
その理由は、彼らが
「真の毒舌家」
ではないからです。
「真の毒舌家」とは、その考えが正しいかどうかは別として、自分がオカシイと思うことを
「誰に対しても」
ズバリと言ってしまう人間のはずです。
相手が金や権力のある人間・団体であろうが構わず
「言いたいことを言う」、
「オカシイと思うことはオカシイと言う」
のが本来の姿です。
ところが、現代の「毒舌家」の多くは、
「毒舌を吐いても大丈夫そうな」
相手を選んで毒を吐いているとしか思えません。
要するに
「殴っても殴り返して来ない(あるいは来られない)」
相手や、
「反撃されても大して影響のない」
相手にだけ毒舌を発しているのです。
ニセ毒舌家の人気は、我々の心の闇を反映している?
バラエティーでおなじみの毒舌タレントやMC、ワイドショーで名を上げた毒舌コメンテーターの発言をある程度聴いてみれば、そうした傾向は分かります。
芸能界の大御所、政財界の大物・権力者に対しては、得意の舌鋒もかなり弱腰になる連中が多いのです。
せいぜい無難なコメントで、「物申した感」を出すのが関の山です。
そういった人間たちの毒舌は、半ば
「ただの悪口・中傷」
のレベルに堕している場合もあります。
しかし、視聴する側もそれに対して
「本音でしゃべってる。」
「それも一つの考えだ。」
などと同調してしまうため、結局のところマスコミの報道や番組は
「イジメ体質」
から脱却できないままです。
それは、我々視聴者たちの社会をモロに反映していると思います。
ネットを中心に
「公平・中立」
がアホの一つ覚えのように叫ばれますが、本音ではみんな
「強い者の立場」
に立って
「弱い立場(とみなされた)の者」
を攻撃したいという欲求を抱いているのです。
「毒舌家」まがいの人間たちは、そうした我々の心理を具現化した存在に他なりません。
反対に、相手がどんな大物・大御所・大企業でもお構いなしに毒を吐く
「真の毒舌家」
は、マスメディアでは人気者になれません。
それどころか、居場所を失い表舞台から消えてしまいます。
最後に・・・。
皆様の中にも、毒舌で人気の芸能人や文化人などを好きになれない方は、結構多いと思います。
それは、彼らの「毒舌」の真の姿を無意識のうちに(あるいは意識的に)感じ取っていらっしゃるからではないでしょうか。
そういった方々は、先ほど述べた我々の
「心の闇の部分」
を理解なさっているはずなので、現在の憂うべき社会の現状に振り回されることはないと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。