今や世界中で3億人以上が利用しているSNSサービス、Twitter(ツイッター)については、説明の必要もないでしょう。
日本語では140文字以内で「ツイート」できる、つまり自分の考えを「つぶやく」ことができます。
有名人のTwitter使用には大きなリスクも!
一般人はもとより、芸能人やスポーツ選手、文化人から政治家まで、多数の有名人が自分のアカウントを持ち、近況や情報、意見などを発信しています。
こういった有名人にとって、Twitterは手軽で便利な宣伝媒体であると同時に、場合によっては自らに災いをもたらす火種にもなります。
例えば、スポーツ選手がTwitterでの不適切発言により、スポンサーから契約を打ち切られたり、国会議員が差別的発言をつぶやき、炎上して謝罪に追い込まれたり、などといった話は、枚挙にいとまがありません。
誹謗中傷の嵐により、自殺者も出る事態に!
また、有名人の言動が特に不適切ではない場合でも、Twitter上で非難・中傷の集中砲火を浴びることが多々あります。
今年5月に亡くなった若手女子プロレスラーも、Twitterのアカウントに多数の中傷ツイートが殺到していたそうです。
有名人にも、そうした状況に追い込まれ、アカウントを閉鎖してしまった人が多数います。
ところで、Twitterアカウント開設から閉鎖までの最短時間は、一体どれくらいでしょうか?
インターネットで検索しても、そうした不名誉な記録は見つけることができませんでした。
最短記録保持者はこの人かもしれない!
その時ふと、10年近く前に海外サッカー雑誌で読んだ記事を思い出しました。インターネットで検索してみると、いくつかの記事が見つかり、私の記憶通りでした。この人物こそ、最短記録保持者かもしれない・・・。
その人の名前は、ダロン・ギブソン(Darron Thomas Daniel Gibson)。
1982年10月25日生まれのプロサッカー選手です。
北アイルランド生まれですが、アイルランド代表でのプレー経験があります。
2005年から2012年まで、イングランドの名門クラブ、マンチェスター・ユナイテッドに所属していました(2006~2008年はレンタル移籍)。
2011年4月24日に、ギブソンはTwitterのアカウントを開設しました。
当時既に、ウェイン・ルーニーやリオ・ファーディナンドなど多数のチームメイトがTwitterを使っており、それに影響されたそうです。
アカウントの開設直後、チームメイトがTwitter上で、ギブソンもTwitterを始めたことを紹介しました。
すると、ギブソンのアカウントに
「なぜ監督がお前を起用するのか、全く分からない。」
「この夏、お前が他のクラブに売却されれば、こんなに嬉しいことはない。」
など、誹謗中傷ツイートの豪雨が降り注ぎました。
ギブソンは当時ユナイテッドで定位置を確保できず、試合の出場機会も限られていました。また、出場した試合でもミスが目立ちました。
ギブソンのTwitterアカウントは、彼のパフォーマンスに不満を持つ一部サポーターの、格好の標的になってしまったのです。
4月24日の正午に開設したアカウントは、約97分で閉鎖されてしまいました・・・。
その後ギブソンは、2012年にユナイテッドを退団。その後、エヴァートン、サンダーランド、ウィガンと渡り歩き、現在はサルフォード・シティー(実質4部)でプレーしています。
最後に・・・。
ダロン・ギブソンの約97分という記録が、真の最短記録かどうかについては、100%の確信はありません。もしかすると、他の有名人または一般人で、この記録を下回る時間でTwitterのアカウントを閉鎖した人がいるかもしれません。
それにしても他人の尻馬に乗り、知らない人間に(たとえ有名人でも)悪口を送り付ける暇人は、世界中にたくさんいるものですね。
日本でも、この類の「つぶやき」がTwitterのみならず、ネット上のあらゆる場所にあふれています。
そんなものを読むくらいなら、つぶやきシローさんのつぶやきネタを聞いている方が、よほど楽しくて有意義だと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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